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2009年2月18日 (水)

945 不便だが気持ちいい

投稿者も支援しており、これから環境経営に取り組もうとしている小さな運送会社の社長さんの言葉がココロに残りました。その社長さんは、自分が経営する会社の経費である燃料費を少しでも下げようと、これまでは自宅と会社の往復には、会社の営業車を使っていましたが、最近歩きと電車通勤を組み合わせた通勤方法に変えました。何が一番変わったかといえば、少し早起きをする事にはなったが、この通勤方法は何故か「気持ちいい」のだそうです。家族からは多少のメタボを指摘されていたようなので、健康にもたぶん良い影響が出るでしょう。

振り返って、投稿者の行動に当てはめれば、居心地が良いが「気持ちのあまり良くない」企業を辞め、貧乏にはなったが「気持ちだけは良い」環境坊主生活に入ったと考えることもできます。同様に、20世紀型の社会やその中で暮らす人々の生活スタイルは、確かに「便利で快適ではあった」かも知れませんが、未来世代へのツケ回しや、同じ地球上に暮らす生き物たちへの悪影響など、むしろ「気持ち悪い」ものだったのかもしれません。逆に、不便で質素だけれども「気持ちいい」田舎の暮らしや、環境坊主生活には、なんとなく吸い寄せられてそこに向かう人が、今後一人でも多くなることを願っています。

その為には、まず何か環境に優しいことを始めて、「気持ちが良くなる」経験が必要です。上の社長さんは、歩き通勤が気に入ってくれました。それは川原のゴミ拾いでも良いでしょうし、自転車通勤でも良いでしょうし、たまには家族揃っての歩いての買い物でも良いでしょう。電気を消して、まん丸になったお月様や星達を愛でるのも良いでしょうし、この時期でも暖房を消して、外で走って体の中から暖まるのも良いでしょう。何しろ、快適な生活ではなく、気持ちが良くなる生活を始めればよいだけなのです。改めて眺めてみても、今の社会には、快適だが気持ちの悪いものが多過ぎます。車はその典型的な例でしょう。それは、大量に吐き出されるCO2や廃車が不法に捨てられている現場や、シュレッダーダストの最終処分場を改めて確認するまでもなく、車はやはりなんとなく気持ち悪く、後ろめたい乗り物なのです。ましてや、某鉄道会社の計画しているRニア新幹線などは、環境的に見れば、車の何倍も得体が知れず、気持ちの悪い乗り物だとバッサリ切り捨てておきます。

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