« 1024 湯水か空気か | トップページ | 1026 生き物としての地球 »

2009年9月16日 (水)

1025 電化中毒

このタイトルはもしかすると2回目かも知れません。便利なモノの代名詞が「電化製品」である事は明らかです。もちろん動力としては、石油を直接燃やす「内燃機関」や油圧や空気圧を利用した機械もありますが、日常使う製品としては圧倒的に電気式の機械が多くなります。電化製品は、多少邪魔なコードが付いているものの多くはスイッチ一つで動かせ、小型のコンピュータを搭載したものは複雑な機能も簡単に実現できます

さて投稿者の心配は、私たちがこの便利な電化製品の中毒になってはいないか、ということなのです。試しに、ある家庭のブレーカが何らかの原因で落ちた時のパニックぶりを想像すると、その心配はかなり現実のものとなっている事が分かるはすです。洗濯機も冷蔵庫も掃除機も動かず、テレビも音響製品も使えません。家事ができず、情報も遮断されると、多くの人間は不安になり、それが数時間でも続こうものなら、完全なパニックに陥ることでしょう。このパニック状態こそ実は典型的な「禁断症状」の一つなのです。ニコチンやアルコールや覚せい剤ではありませんが、中毒症状を改善するには、それらを遠ざけて、きっぱり断つしかありません。電化中毒改善のためには、やはり電気が無いものと諦めてしばらく暮らしてみる必要がありそうです。子供を一泊のキャンプに連れ出すのも一つの方法ですが、そこまでしなくても数時間だけの「電気の無いつもり生活」を時々実行してみるだけでも十分でしょう。その電気の無い時間が、一日の内の1/10相当なら10%の省エネが達成できるはずですし、国のエネルギー削減目標が25%なら、現在の生活時間の1/4を電気の無い時間にする必要があるだけです。

しかし、いわゆる「省エネ家電」なるシロモノはそれ自身、本来の省エネの本筋からは外れており、自己矛盾であるとも言えるでしょう。つまり、消費電力の低い電化製品への買い替えは、それを製造する過程で多量のCO2を発生しており、機器の性能だけで省エネを達成しようと考えるのは、金に頼った他力本願でしかありません。省エネ家電で事足りるなら、使用者の努力は一体どこにあるのでしょう。真の省エネ行動のためには、多少不便な思いをしながら、私たち自身が体を動かして(自前のエネルギーを使って)「汗をかく」必要があると思うのです。

|

« 1024 湯水か空気か | トップページ | 1026 生き物としての地球 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 1025 電化中毒:

« 1024 湯水か空気か | トップページ | 1026 生き物としての地球 »