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2009年11月27日 (金)

1058 持続可能性

何度でも書きますが、今後の社会としての価値判断基準は、まず「持続可能性」でなければならないでしょう。しかも、想定しなければならない持続可能期間とは、今の世代だけではなく少なくとも今後の数世代に亘るものである必要があります。持続可能ではない、どのような価値観も「悪である」というしかないのです。とは言いながら、いかなる自然現象も後戻りのできない変化からは逃れられません。険しい高山も風化して、やがてはなだらかな台地になっていきます。それは、エントロピー(無秩序状態)は一方的に増大するしかない、という熱力学の法則に逆らえないからです。従って、自然に増えるエントロピーに加え、人為的増大があります。秩序の代表としての工業製品やエネルギーを消費し続ける限りにおいては、その増大速度は加速的に大きくならざるを得ないのです。

さて、今の世代にとって理想的な判断基準で、理想的な政策が取られたと仮定しましょう。しかし、その政策は長い目で見ると、将来世代に「ツケを回す」ものだった場合、政府は「悪政」を行っている事になります。今政権の打ち出しているいくつかの主な政策は、この持続可能性に照らしてどうなのでしょうか。チェックは比較的簡単です。その政策が10年続いたと想像してみて、相変わらずその政策を続行する事が可能であると多くの人々が納得できるなら、それは「比較的持続可能な政策」だと言えるでしょう。しかし、それが100年先も持続できなければ、やはり悪い政策に位置づけなければならないのです。

政治主導や石油暫定税率廃止や高速道路の無料化や子育て支援などは果たして、このチェックに耐えられるでしょうか。やはり、この政権にも長期的視点が欠けているとしか見えないのは投稿者だけではなさそうです。それも、いたしかたないと言えるでしょう。何しろ、多くの政治家は、自分の当面の任期である数年間の活動とその後の改選時の支持率程度しか頭に無いでしょうから、「国家百年の計」など考えたり、論じたりする時間とて持っていないわけです。仕方がないので、以下にいくつかの新政権への提案を挙げてみる事にします。

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