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2010年3月15日 (月)

1112 エネルギー考2

エネルギーの本質について、少し書き足りない様な気がしてきました。エネルギーの伝わり方としては、殆どの場合が波長の異なる電磁波であると書きましたが、これ以外の場合を考えると、水の流れや風などの物理的な流れ、あるいは化学的な反応熱、導体の中を流れる電流などしか思いつきません。エネルギーは流れ(フロー)であるとも書きましたが、もっと本質的には、エネルギーは物質振動と言えるのではないかとも思うのです。絶対零度でもない限り、全ての物質は(個体も液体も気体も)個体振動やブラウン運動を繰り返しています。分子や原子たちが動かざるを得ない様に駆り立てている根源こそエネルギーの本質ではないか、と感じている次第です。原子を構成する要素である電子も、ある「しきい値」となっているエネルギーレベルを超えると、遊離電子となって導体の中で動きまわります。それを集めれば、太陽光発電などの仕組みで、エネルギーとしての電流を得る事が出来ます。太陽光発電の場合、電子にしきい値を超えさせるエネルギーの大元は、波長が短く強力なエネルギーを持つ太陽光という事になります。

一方、発電所においては、電子を突き動かすエネルギー源は、発電機の回転子が作る強力な磁場という事になります。その回転子を動かすエネルギーの更なる大元は、ダムに貯めた水の流れ(フロー)や化石燃料を燃やして作られた蒸気の流れ(フロー)となる訳です。ここで、さらに突っ込んで考えを巡らせれば、そもそもこれらのエネルギーは誰が作りだした訳でもなく、元々天体の中に仕込まれていたものであったという事実に気が付きます。つまり、全てのエネルギーは「天体力」であるとも言い換えられると思うのです。石油も石炭も、太古の太陽光で作られ地下に貯めこまれた太陽力でしたし、原子力も地球を構成する元素の一部として既に埋め込まれていた天体力でした。

つまりは、全てのエネルギーは、例えば太陽系では、この系が生まれて年をとる間に流れて消え去る母なる太陽からの、大量の「エネルギーの本質」の流れ(フロー)のホンの一部の恵みのそのまたお零れを、私たちはありがたく頂いている、という構図になりそうです。でもやっぱり残念ながら、そのエネルギーの本質を「見る」事は神ならぬ人間には到底出来そうもありません。

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