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2010年5月 2日 (日)

1136 24時間の奇跡

最近、この星が持つ数々の奇跡に想いを馳せています。太陽系の中で、地球だけが選ばれて、現在の位置に座っている事も奇跡で、兄弟星である火星は、生物を育む権利を与えられませんでした。もちろん、星の歴史をずっとずっと遡れば、火星の表面にも水が流れていて川や海があったのでしょうし、もしかすると生物らしきものも存在したかもしれません。しかし、いま荒涼としたこの星の水は凍りつき、生物の影も見られません。

一方、地球の最大の奇跡は、24時間という自転の回転速度にあると、投稿者は見ています。この自転速度は、基本的には地球のサイズに依存しています。つまり、より大きなサイズの星の自転の周期はかなり長くなる筈ですし、小さければせわしく自転するでしょう。もし、星の自転周期が、例えば1週間程度だとすると、その星の気候は劣悪なものになると想像されます。つまり、昼の間は、灼熱の太陽にさらされて、最高温度は百℃をかなり超えるかも知れません。一方、夜に入った半球は、夜間の放射冷却により零下何十℃にもなるでしょう。しかし、24時間で一回りするこの星では、日中の温度は熱帯でも水が沸騰する温度になる事はありませんし、温帯では夜間に零下になる期間は限定的です。

一方、もし自転周期が数時間になったと仮定ですれば、地球の至るところでほぼ平均気温である15℃前後になってしまう事でしょう。この場合、気候変化の幅が極端に小さくなる結果、生物の多様性はすっかり失われて、同じ緯度であれば、非常に種類の少ない生物相しか観察できなくなる筈です。平均化された環境には、非常に少ない種類の生物しか進化し、棲息できないからです。この事は砂漠地帯や、極寒の日々が続く極地方を見れば、直ちに納得できると思います。

一方、自転によって生ずる、昼夜の10℃~30℃の幅の温度変化は、生物の多様性を一気に爆発させたであろうことは、元技術屋の投稿者などにも容易に想像できます。カゲロウなどの様に、最適な気温の日に羽化し、その晩に街灯に集まって交尾し、死んでしまうはかない存在もありますし、恒温動物でも、夜間の数時間の暗黒や寒さに耐える事さえできれば、朝にはまた暖かい太陽を拝む事が出来るのです。そう考えると、24時間という自転周期は、まさに生物にとっては奇跡に近い天体現象だと言うしかありません。

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