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2010年5月10日 (月)

1140 幸福度2

それでは別の尺度は考えられないでしょうか。もう一つ思い当たるのは、「自信」というキーワードです。「自信」とカッコ付きで書いたのは、これは単にConfidenceの意味ではないからです。ここでは、「自信」を「自分を信ずる事」の省略語だと考えます。自分を信ずる事が出来ない人々のココロを想像するに、多分かなり不幸な状態だと思います。その人たちは、自分がこの世に自分として存在する事に、何らかの違和感を持っていると想像できるからです。

違和感とは、自分を取り囲む環境との間に「トゲ」が存在し、時に、または頻繁にそれが引っかかったりチクチク痛んだりする状態でもあります。ここでの環境とは、家庭環境、職場環境、友人環境を含めた社会環境を指しますが、主として「人間環境」と考えても良いでしょう。人間関係に自信が持てない人たちは、殆どの場合自分にも自信が持てないでのではないかと想像しています。もちろん、そうでない人たちも少数は存在するでしょう。世の中がどうあれ自分は自分だと考えている芸術家や、単純な独りよがりの「自信家」などがその様な人たちかも知れません。いずれにしても、どんな状況にあるにせよ、最後まで自分を信ずる事が出来る人は、幸福度が高いでしょうし、同様に他の人を信ずる事が出来る人も、多少他力本願ではありますが、一応幸せなのだと想像できます。

では、どんな国に住むのがより幸福なのでしょうか。坊さんを敬い、ほほえみの国と呼ばれた東南アジアのあの国も、今や騒乱の国になりましたし、国民の地域や企業への帰属意識が非常に強く、生活の満足度が最も高い国であったこの国も、今やコミュニティの多くが崩壊の危機に瀕し、企業の経営者も再び終身雇用制に戻るなどとは、多分露ほども考えていないと想像しています。あの国も、この国も、では古い時代の制度に戻せば再び幸福になれるのでしょうか。人々の意識そのものがかなり変化してしまった今、得られる結果は分かりませんが、現在のまま五里霧中で進むよりは、思い切って試してみる価値は大いにありそうです。

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