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2010年9月 5日 (日)

1197 異常高温

113年ぶりの異常高温の夏だそうです。まだ続いていますが・・・。さて、この高温が100年に一度の特異現象なのかどうかですが、投稿者としては温暖化への通過点ではないかと見ています。理由は、エルニーニョやラニーニャ等の「振動現象」に加えて、今年の場合は「北極気団の弱体化」も顕著だからです。北極や南極の気団(高気圧)の形成には、一にかかって極地方が地球上の中で特異的に低温である事が寄与しています。低温の場所には下降気流が蓄積し、結果として高気圧団(気団)が形成されます。南極の場合は、数千メートルの厚さの陸氷で夏もしっかり冷やされていますが、海である北極海の場合には、低熱源としては厚さが精々数メートの浮き氷(海氷)しかないので、夏場には沈まない太陽に照らされて、それが結構薄くなり、あるいは完全に解けて海面が顔を出します。そうなると、海では光合成ができる様になるため、急激に植物ブランクトンが増加します。その結果、海面の太陽光の反射率(アルベド)が変化して、より太陽光を吸収し易くなってしまいます。結局、海水温が上昇し、海氷を更に解かす悪循環に陥る事になります。少し前の予測では、2040年頃には、夏場には北極海の海氷は殆ど消滅する事が指摘されています。

そうなると、夏場には、北極海では日射により気温が上昇して、低気圧が多数生まれても不思議ではなくなります。これまでは北極気団と偏西風にブロックされていた、低緯度地方の熱量が、更に北極深くに攻め入る事になります。結局夏場には、シベリアの冬将軍は完全にダウンする事になるでしょう。さすがに、秋分の日以降は、極点には日が射さなくなり、また氷が張り始めるでしょうが、海水温が上昇しているので、その氷も薄いものしかできないと予想されます。薄い氷は、翌年夏には急速に解けるでしょうから、結果としては日本などの中緯度地域は、春秋が殆ど無くなり、酷暑の夏と余り気温の下がらない冬しかない、味気ない二つの季節しか残らない事になります。以上の素人予測が杞憂に終われば、と願ってはいますが・・・。

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