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2011年2月12日 (土)

1278 環ビジ33(バス・自転車)

日中に、ガラガラに空いたままで虚しく走るバスを見ると、ココロが痛みます。リッター数キロしか走らないこの重たい乗り物を、数人の乗客しか乗っていない状態で動かす姿は、どう見ても「移動する無駄」に見えてしまいます。バスの燃費は、実際に計ったわけではないのですが、たぶん1リッター当たり数キロ(2-3㎞)と推測しています。

さてバスの利用率が低いのは、路線がますます縮小されていることと、同時にその運行時間間隔もますます長くなっている結果非常に不便になり、これがさらにバス離れにつながるという、悪循環に入っているからです。バス会社は路線バスから次々に撤退し、代わって自治体がその肩代わりをしている例も多いのです。

バスの利便性を上げるための一つの提案は、バスに自転車を乗せることです。バスと自転車を組み合わせれば、幹線上を動くバスに対して、数キロ横移動するのに最適の乗り物である自転車による「面の広がり」が期待でき、街中や郊外の交通手段として、一つの理想形に近づきます。この目的のバスは、たぶん今のバスとは形が大きく異なる可能性があります。自転車を乗せるためには、中央部分の床が極端に低くなければならないので、前後の車輪の間は、車体が大きく落ち込んでいる形状をしていてもらいたいのです。海外(ヨーロッパ)ではいくつかの先進例を見ることができます。作るものが無いと嘆く日本のメーカーにも、まだまだ作らねばならないものが一杯ありそうです。

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