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2011年2月28日 (月)

1287 環ビジ41(リース社会)

きたるべき社会では、モノの消費は大幅に抑制されなければなりません。食べ物の様な、消費すれば消えてなくなるものはさておき、耐久消費財はより長く丁寧に使われる仕組みが不可欠です。例えば、この国では春先が卒業や転勤の季節でもあり、今年も巷には多量の粗大ごみが溢れる事でしょう。一部は、リサイクルショップに持ち込まれるのでしょうが、ほとんどは最近目に付くようになった「無料の回収業者」が粗大ごみ置き場からタダで「回収」していくはずです。その行き着く先が気になります。無思慮な解体によりそれらからばらまかれる、廃棄物、例えば、冷蔵庫やエアコンからは、壊せば多量のフロンが放出されるからです。

そうではなくて、耐久消費財は徹底的に繰り返し「コキ使われるべき」なのです。しっかりしたリースシステムを構築すれば、無駄に捨てられる白物家電などは格段に減る事でしょう。リース会社は、貸し出し及びリースバックとメンテナンスを主な仕事としますが、メンテナンスで機能を維持された家電などは、設定された10年かそれ以上の設計寿命を全うできることになります。

静脈産業(ごみ回収・処理産業)に投げ込めば、消費者は常に新品の製品を使い続けられることにはなりますが、工場の自動化設備の稼働率が上がるだけで、実のところ雇用は殆ど増えません。一方、手間暇のかかる貸し出しや回収とメンテナンスには、多くの人手が必要ですので、この国の雇用情勢改善にもプラスに作用するはずです。スクラップとして廃棄されるモノは、ほとんどの部品の寿命が尽きて、もはや資源ごみにしかならないモノに限られるべきです。

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2011年2月26日 (土)

1286 環ビジ40(多機能住宅補強)

テレビは殆ど見ませんが、食事の際にちらりと見る時、老朽化した住宅に、後から取り付けるタイプの耐震補強のCMが時々流れます。建物の外側に「筋交い」を貼りつける工法の様ですが、単に耐震目的だけでは「費用対効果」があまり高くなさそうです。何しろ、住宅が被害を受けるような大地震は、ほとんどの人は一生に一度遭遇するかどうかの確率でしか発生しないからです。どうせ住宅を改造するなら、ついでにもっと付加価値の高い機能も追加しましょう。

筋交いは、基本的にはトラス構造の三角形を作れば補強の目的は達せられますが、ここでは、「面の筋交い」を提案しておきます。外装材を構成する材料の外縁を強くしておき、さらに炭素繊維の束などでX状に補強しておけば、筋交いとしての強度は十分でしょう。一方この板には、性能が高く、しかもごく薄い断熱材が貼りつけられており、耐震補強と同時に、住宅の外断熱化工事も完了させるという作戦です。

最新の断熱材は、10㎜程度の厚みでも、十分100㎜厚みクラスのグラスウールに匹敵する性能を持ちますので、既存の建物の外側に、薄いサイディングを追加する程度の比較的容易な改装となるでしょう。その結果、耐震性と同時に冷暖房効果も格段に向上しますので、夏涼しく、冬暖かい住宅の断熱改装と、地震対策が同時に完了することになります。なお、この、補強材は窓のある壁にも使えます。窓の部分をくり抜いておけば、窓の中に細い×印の繊維の束が見えますが、そんな程度の不便は、慣れればどうってことはないでしょう。すでに学校などでも、教室の窓が耐震補強のための太い鉄の×印に囲まれているではないですか。

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2011年2月24日 (木)

1285 環ビジ39(相乗り配送)

毎日、街中や郊外を走り回る、コンビニ配送車を見ていて、大きな疑問を感じざるを得ません。配送車には、コンビニチェーンのロゴがペイントされていますが、実際に車両を運用しているのはたぶん運送会社(何とか運輸)でしょう。コンビニチェーンはいくつか存在しますので、それぞれのチェーンの配送車が、しっかりと(何重にも)重なったエリアの中で動き回っているはずです。

もし、同じ運送会社が同じエリアにある複数のコンビニに配送できるとすれば、配送トラックの走行距離は、今の何分の1かに削減可能になる事でしょう。エコドライブの励行などという、実行が面倒で、しかし効果がささやかな省エネではなく、少し柔軟に運用方法(ソフトウェア)を考えるだけで、大幅な省エネが実現可能なのです。

同様の考え方は、すべての配送システムに適用できることでしょう。望ましくは、全て商品が米粒の様な「電子チップ」で識別されるコンテナに収められてさえいれば、商品自身が送り元と送り先の情報を発信することができますから、その情報を受けて貨物の容量と重量と集荷・配送ルートの情報を加えて、最適化されたパッケージングがコンピュータの中で組み立てられます。トラックは、配送センターからのデマンド・配送情報を受けて、全く無駄な動きをすることなしに、最短で一筆書きの効率的な集荷・配送が可能となるでしょう。高速道路や街中の道路からは、現在の半分くらいの数のトラックが消え、騒音や排気ガスによる大気汚染も大幅に軽減されるはずです。でもそうなると多くのドライバーが失業する?。それも環境のため、ひいては子孫のため仕方ありません。このブログでも参考にして、新たな(環境)ビジネスを始めていただくしかないでしょう。

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2011年2月22日 (火)

1284 環ビジ38(エアバイク)

少し前に発想した、まったく新しい乗り物の具体案です。E国のダンロップさんが開発して以降、私たちは、何の疑問もなく自転車や車には「ゴムタイヤ」を採用し続けてきました。しかし、ゴムのタイヤと道路の間の転がり抵抗は、例えば鉄道の車輪とレール間のそれの10倍にもなっているのです。この摩擦に打ち勝って乗り物を前に進めるためには、間断なく大きな推進エネルギーを投入し続けなければなりません。しかし、もし路面が氷の様にツルツルで、車輪との間に極端に低い摩擦しかなかったら、一度動き出した乗り物はほとんど動力を使うことなく動き続けることができます。たとえば、アイスホッケー(か遊技場のエアホッケー)のパックの様な乗り物を想像してもらえば良いでしょう。もちろん、タイヤの摩擦力は前進させるためだけではなく、停止する際に大きな摩擦を発生させるためにも必須と考えられています。確かに、路面の間の摩擦が極端に小さい場合、乗り物は急停止などできず、事故が多発するかもしれません。

さて、ここでのアイデアは、路面との摩擦を極小化することは、乗り物をごく僅かに空気で浮上させる事によって実現しますが、一方で駆動や停止は別の手段を使うというものです。頭の中で考える勝手な乗り物ですから、勝手に想定しますが、路面はアスファルトやコンクリートの打ちっぱなしではなく、表面に凹凸のほとんどない、ツルツルのコーティングを施します。凸凹が小さいほど、浮上させる高さ=エネルギーは小さくできるからです。そのような軌道上では、たぶん1ミリも浮上させれば十分なので、動力は模型飛行機のエンジン程度の出力のエンジンか小型の扇風機程度の出力のモーターで十分でしょう。前進動力は、路面との摩擦が極端に小さいので人力でも十分間に合います。もし、多少の坂道がシンドイという我儘な人がいたら、少しであれば電動アシストも許しましょう。駆動は、タイヤの様に摩擦力に頼るのではなく、路面側には数センチ幅のラック(直線歯車)を、滑走面より低くなるように埋め込んで設置し、それを跨ぐ乗り物側には歯付きベルトを裏返した様なゴム(かプラスチック)の歯車をつけて、機械的に結合させれば、暴走する恐れもなくなります。電力は、溝の中に設けた架線から低電圧のものを供給します。開発時は、とりあえず、工場内や空港の中などで実用試験をすれば良いでしょう。

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2011年2月21日 (月)

1283 環ビジ37.5(雪降ろし装置2)

時々、このブログにも突っ込みが入ります。特に「技術畑」と思われる人たちからは、投稿者のアイデアの上を行くものも多くあり刺激になります。しかし、長年航空宇宙産業で飯を食っておきながら、いまさらそれを批判する立場に立つ投稿者の想いに関しては、もう一言書き添えておきたいと思います。それは、これ以上やれ宇宙ステーション(ISS)だ、電動飛行機(EA)だと多額のお金をつぎ込みながら、「見果てぬ夢」を掻き立てなくとも、「この地球上には、まだまだ解決すべき足元の(環境や貧困や食糧)問題が山の様にあるでしょうが・・・」という気持ちなのです。ISSEAの開発プロジェクトに使われている技術程度では、ゴミ問題や資源の枯渇、温暖化ましてや生物多様性の減少には歯止めが掛けられないのです。でもこれらの「科学のお遊び」に毎年注ぎ込まれている多額お金や、優秀な頭脳たちを振り向ければ、かなりの成果が期待できると思うのです。

さて、1281は自分でもどうもあまり良いアイデアとも思えなかったので、その2を考えました。これは、やはり屋根に除雪シートを掛けるものなのですが、このシートの一端には小さな振動を起こす「起振器」を取り付けておくというものです。超音波で、粉体を送る装置は実用化されてはいますが、残念な事に超音波の発生装置は寡占状態で、安いものでも数十万円はします。しかし、この用途には、もっとずっと安っぽい起振器(例えば手で持つ肩たたき器程度)でも十分役に立つはずです。これだと低い方の数千円で済みます。シートの表面としては、やはり雪との馴染み性が小さく撥水性を持つ素材かコーティングが必要です。

この起振器をタイマーで、時々動かしてやれば、積もった雪は比較的緩い傾斜の屋根でもズルズルと滑り落ちてくれるはずです。振動は、往きと戻りが同じ加速度ではなく、タレントが正月のかくし芸大会で見せる技を参考にすれば、「引きの際のスピード」を大きく設定すべきでしょう。実際のイメージとしては、起振器は屋根の頂上に設置して、屋根に敷いたシートを上に引くのが合理的でしょう。戻りは、シート自体の弾力性を利用すればどうにかなりそうです。これなら、結構安いシステムでまとまりそうですので、各戸で買い取りも可能でしょう。ですから値段としては、10万円以下、できれば数万円に設定することになります。

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2011年2月20日 (日)

1282 環ビジ37(地雷除去ロボ)

だいぶ前に発想したやや大きな話です。世界中の紛争地域に埋められてしまった地雷は、間違いなく環境を悪化させています。なぜなら、地雷によって「火薬汚染」された地域や土壌では、もはや容易に立ち入ったり作物を作ったりすることができないからです。紛争が終息した地域でも、地雷原だけが残され、それと知らずに避難民が元住んでいた場所に戻ってきても、危険な荒野と化した元農地では、安心して農業を再開することは困難です。

地雷(金属)探知装置を肩にかけて、センサーを付けた長い棒を左右に振りながら、探知・除去を行っている映像を時々目にしますが、あれではあまりに非効率で、安全な地域を拡大するスピードは、亀の歩みに近いものでしょう。何より、この方法では探知作業をする人があまりにも大きな危険に晒されてしまいます。ましてや、金属探知器で検知できないように、プラスチックでできた爆弾も作られていますので、全く油断できません。

投稿者の提案は多少荒っぽいのですが、地雷除去のスピードは、人手による何十倍も高効率となるものです。それは、ブルドーザを改造した地雷除去車両です。ブルドーザの前面にある板(ブレード)はそのまま流用します。その板の前に、別の腕を左右に1本ずつ出し、その間に多数のチェーンをぶら下げた回転軸を渡します。この軸を比較的高速で回転させる事によって、チェーンの先端が地面を万遍なくビシバシと叩きます。地雷は衝撃で爆発しますが、対人地雷程度の爆発力では、ブルドーザに被害を与えるまでには至らないでしょう。爆風は、ブルドーザ前面の頑丈なブレード板が防いでくれますので、運転者も車体も安全です。ブルドーザが通過した後は、地雷が爆破処理された場所なので、多数の穴は開いていますが、農地に戻すことができるでしょう。改造するブルドーザは、建設不況で国内で余っている中古品を流用すればよいので、お金もほとんど掛かりません。これも、立派な「環境改善ビジネス=途上国貢献」になり得るでしょう。もちろん、さらに安全に留意するなら、運転者を乗せずにリモコン装置を取り付けましょう。

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2011年2月18日 (金)

1281 環ビジ36(雪降し装置)

利雪ではない除雪の話です。電熱ヒーターを使った屋根や道路の融雪システムが売られています。しかし、使う側から見れば翌月に来る「肝を潰すくらいの電力料金請求書」がたまりません。屋根の雪降しが必要となるのは、当然のことながら屋根に雪が降り積もって、建物が危険に晒されるからです。ならば、雪が積もらない屋根にするのが、一番自然な考え方でしょう。雪との親和性が非常に低いコーティングを屋根材に施す方法も考えられますが、屋根のこう配や、コーティングの劣化などに影響されるためこの対策は完ぺきではありません。

ここでの提案は、テーブルクロスなどとして用いられる、表面がビニール(よりはもう少し耐寒性の高いものが必要?)などでコーティングされ、裏面は補強用の布面となっているありふれたロール材を用いる、エンドレスベルトを屋根に設置するというものです。そのベルトは2個のローラーに渡され、ゆっくり回転します。ご想像の通り、ローラーの1個は、屋根の一端に、他方のローラーは反対側の軒先に設置します。雪が積もらないうちに、ベルトを回転させれば、一晩で50センチも積もる地域でも怖くはありません。雪は一方の側に細切れになって落下します。太陽光によるベルトの劣化を防ぐため、この装置は積雪期だけに仮設置されます。ベルトは1時間程度で、1回転する必要があるだけなので、小型モーターと減速ギアの組み合わせで十分でしょう。

さて切り妻屋根はこの対策でほぼ完ぺきですが、寄棟屋根ではやや難があります。しかし、この装置で屋根面全部を覆う必要までは無いでしょう。たとえ装置に隙間があっても、屋根全体に雪が乗っかる状態に比べれば、雪による荷重は何分の1かに減り、かつ分散されるので問題はないからです。装置は、ロール材の幅単位(90120180㎝程度)でユニット化し、橋場やクレーンなど無しに、梯子の様なリフトを使って設置できるようにします。夏季は邪魔になるのでロールは巻き取り、ユニットは分解してコンパクトに格納できるようにします。それでも邪魔になるので、レンタル物件とした方が現実的かもしれません。降ろした雪は、パラパラと落ちるだけなので、雪崩による事故も無くなるでしょう。

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2011年2月16日 (水)

1280 環ビジ35(利雪)

少し前に利雪のアイデアが必要だと書きましたが、これが言うに易く、実現はなかなか難しい問題でもあります。積雪を利用して、トンネルの中などで野菜の「氷温貯蔵」を行うアイデアは既に書きましたので、ここでは「低(温)熱源」としての雪の利用法を考えてみます。「熱機関」には、原理上「高(温)熱源」と「低(温)熱源」が必要です。この間に流れる熱流から、エネルギーを取り出すのが熱機関ですから・・・。例えば、内燃機関では、「高熱源」はシリンダー内で爆発的に燃焼するガスですし、「低熱源」は排気管から燃焼ガスが排出される大気の温度です。火力発電所では、それがボイラで作られる蒸気と、海水で冷やされる復水器になるわけです。

さて、雪が低熱源だとして、高熱源はどこに見つかるでしょうか。冬季は太陽光が期待できない雪国では、唯一の天然の熱源は「地熱」くらいしかありません。温泉が湧くようなラッキーな地域はさておき、通常は20℃足らずの地中の温度になります。雪の温度を0℃と仮定しても、たった20℃程度の温度差しか得られない勘定です。この温度範囲で使える「作動流体」の候補は限定されます。融点や沸点が十分に低い作動流体を、圧力をコントロールしながら使うしかないでしょう。

「フロリナート」類はその第1候補になり得ます。より安価なものとしては、漏れた場合にはあまり安全ではありませんが、アンモニアも同様に使えるでしょう。雪を使った熱機関としては、高い場所に積もった雪により、地熱で蒸発された作動流体を凝縮させ、凝縮液が持つ位置エネルギーで水車(液体タービン)を回すパターンが一つ考えられます。北陸にある大学の先生が研究していたような気がします。もう一つは、地表の雪で凝縮させた作動流体が、地熱で気化・膨張する際に、気体タービンを回すパターンも考えられます。こちらは、まだ研究例を承知していません。追加の熱源も併用できるので、こちらの方が現実的かもしれません。

しかし考えてみれば、先人は雪と結構うまく付き合ってきたような気もします。例えば、投稿者が生まれた秋田の小さな田舎町にも、酒や醤油の醸造元が10社以上もあったことを思い出しますが、冬季に深い雪に振り込められるこの地域の醸造蔵は、日本海を流れる暖流のせいで、めったに零下には下がる事はなく、氷温に近い気温や高い湿度もほとんど一定であり、醸造場所として実は理想に近かったのだと想像できます。こんな、世界でも類のない雪国の「好条件」には、まだまだ利用価値が発見できそうな気もします。

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2011年2月14日 (月)

1279 環ビジ34(オンデマンドバス)

続きです。1278にも書きましたが、数人しか乗客を乗せない状態で走るバスなどの公共の乗り物を見ると、勿体なくてため息も出ます。なぜ乗客が少ないかをさらに考えてみると、公共交通機関が定時運行なのに対して、人は時計の様に行動するのが苦手だからかもしれないと想像できます。通勤や通学の時間帯ならいざ知らず、日中の利用者は、病院通いか、買い物目的の高齢者がほとんどでしょう。適当な時間にバスがなければ、つい便乗を頼んだり、タクシーに頼ったりしてしまいます。自治体によっては、助成金を出してそれを推奨してもいるのです。

そうであれば、停留所にはぜひ「デマンドボタン」を設置して貰いたいものです。デマンドボタンとは、乗客がそれを押すことによって、デマンド信号が無線でバスセンターに飛び、1人分の乗車が「予約」される仕組みです。3人居たら3回押せば良いでしょう。センターではそれを集約して、バスを走らせるかどうか判断します。もし、たった1人しか予約がない場合は、「ごめんなさい、乗客が少ないので後1時間くらい待ってください。」と表示します。あるいは、もう動き出している場合は、「あと○○分お待ちください」と表示します。日中の利用者は、結構暇がある人がほとんどでしょうから、屋根の掛かった停留所にベンチなどが置いてあれば、辛抱強く待ってくれるはずです。

デマンド発信機は太陽電池で動力を賄いますが、悪戯を避けるために電池や発信機は高い電柱の上に設置します。ボタンの位置も子供が悪戯できにくい位置にするか、ダブルアクション(2つ以上の操作を同時に行う必要がある)ボタンにすべきでしょう。バス待ちの退屈を紛らせるためには、デマンドボタンを押したら、バスの到着までは音楽かラジオ番組でも流しましょうか・・・。バス事業は、タクシーより格段に運賃が安く、しかし全体としての環境負荷は低く、ビジネスとしても成り立つ必然性があるのです。

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2011年2月12日 (土)

1278 環ビジ33(バス・自転車)

日中に、ガラガラに空いたままで虚しく走るバスを見ると、ココロが痛みます。リッター数キロしか走らないこの重たい乗り物を、数人の乗客しか乗っていない状態で動かす姿は、どう見ても「移動する無駄」に見えてしまいます。バスの燃費は、実際に計ったわけではないのですが、たぶん1リッター当たり数キロ(2-3㎞)と推測しています。

さてバスの利用率が低いのは、路線がますます縮小されていることと、同時にその運行時間間隔もますます長くなっている結果非常に不便になり、これがさらにバス離れにつながるという、悪循環に入っているからです。バス会社は路線バスから次々に撤退し、代わって自治体がその肩代わりをしている例も多いのです。

バスの利便性を上げるための一つの提案は、バスに自転車を乗せることです。バスと自転車を組み合わせれば、幹線上を動くバスに対して、数キロ横移動するのに最適の乗り物である自転車による「面の広がり」が期待でき、街中や郊外の交通手段として、一つの理想形に近づきます。この目的のバスは、たぶん今のバスとは形が大きく異なる可能性があります。自転車を乗せるためには、中央部分の床が極端に低くなければならないので、前後の車輪の間は、車体が大きく落ち込んでいる形状をしていてもらいたいのです。海外(ヨーロッパ)ではいくつかの先進例を見ることができます。作るものが無いと嘆く日本のメーカーにも、まだまだ作らねばならないものが一杯ありそうです。

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2011年2月10日 (木)

1277 環ビジ32(触媒燃焼器)

バイオマス利用拡大が叫ばれています。バイオマスを燃やして発生したCO2を、再度植物(など)に吸収させれば、理論上は大気中のカーボンは増えない(カーボンニュートラル)とされているからです。しかし、ざっと考えてみても、石油やガスを燃焼させる機器は、長足の進歩を遂げたと思われますが、バイオマスを燃やす仕掛けとしては、科学技術が進んだと言われる現代でも、薪ストーブか、近年各地で盛んに開発されている「ペレットストーブ」などしか見当たりません。その一方で、少し昔を思い返してみれば、ほとんどの場所で熱はバイオマスだけを使って発生させていたような気がします。ブリキで作った「柱時計型のストーブ」を始め、カマドでの煮炊き、炭を使った火鉢や囲炉裏での暖房、業務目的でも例えば銭湯や工場なども、製材所の木挽き粉で、湯を沸かしたり、暖房したりしていたと記憶しています。

ここでの提案は、せっかく植物(など)が固定してくれた炭化水素を、あだや疎かにしないためにも、それを利用させていただく私たちは、是非とも効率の高いバイオマス燃焼器を開発しなければならないということです。効率の高い燃焼のためには、まずはバイオマスの持つ潜在熱量を減ずる悪者である「水分」を減らさなければなりません。軒下に積み上げた薪は、いくら長期間乾燥させても、まだ25%程度の水分を抱えています。燃焼器の中でその水分を蒸発させるために、バイオマスの持つ熱量が大きく削がれるわけです。高い乾燥度を得るためには、ぜひ太陽熱を活用したいものです。

もう一つのポイントは、バイオマスと空気(酸素)を如何に効率的に結び付けるかです。キーワードとしては「触媒」がありそうです。例えば薪は、固体ですからそのままでは決して燃えません。温度が上がって、ガス化した結果追い出された炭化水素分子(あるいは炭素や水素に分離した分子)が酸素分子と結びついて燃焼するのです。この際、白金触媒を使った「カイロ」を想像してもらえば良いのですが、酸化を促進させる適当な触媒が介在すると、燃焼効率は飛躍的に向上します。セラミック・ハニカムや金属網に担持させた、(白金などの貴金属=レアメタルではなく)安価で効率の高い触媒の登場が待たれます。これを使えば、ありふれたストーブでも、熱効率が飛躍的に向上するはずです。

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2011年2月 8日 (火)

1276 食料危機前夜

北アフリカや中東の騒乱が激化していますが、その根っこにはイデロギーと同等のレベルで、あるいはそれ以上に「食糧危機」問題があると見なければなりません。北アフリカでの最初の騒乱でも直接のきっかけは、国際食料価格の上昇を国内価格に転嫁し、値上げが発表されたことだったようです。さらなる背景としては、地球規模の気象変動、ひいては環境の無視できない変動=悪化を考えないわけにはいかないでしょう。多くの穀倉地帯は、北半球の冷涼な半乾燥地帯(ステップ)に集中していますが、すでに天水だけで十分には灌漑できない地域では、かなり以前から地下水に頼り切っていますので、これらの地域では最早「持続可能な農業形態」ではなくなっています。一度地下水に頼り始めると、速攻収穫量が飛躍的に増えて、短期的には利益が上がり、強い麻薬の様な依存性を伴っていますので、そこからは容易に抜け出すことができません。北半球の不作時に期待が高くなる、南半球の農業国からのバックアップも、昨年の豪州の干ばつや洪水による不作などで、穀物市場の先物価格もかなり上昇したことでしょう。

お金さえ出せば、自由に海外から食糧が調達できるという時代は、終わりつつあると考えなければならなくなったようです。おりしも自由貿易協定論議です。この国の為政者の認識が、上の認識からかなりずれてしまっていることを危惧します。工業の経済活動が多少低下しても、まずは国民の胃袋を心配しなければならない事態にたち至っていると思えてなりません。国内の不況は、取り敢えずはワークシェアリングなどの「目先の対策」で凌がなければならないでしょう。しかし、食糧確保の問題は、景気対策にも優先する最重要課題の一つだと思うのです。

工業生産は、今や機械(設備)が中心となっていますので、今後輸出が以前の様に増えたとしても雇用はあまり増えませんが、食料の生産には多くの人手が必要ですから、雇用問題の解決にも有効でしょう。何より、「食糧危機前夜」のこの時代、狭いこの国で、埼玉県ほどの面積に達したと言われる耕作放棄地が勿体なくてなりません。

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2011年2月 6日 (日)

1275 環境問題としての鳥インフル

秋田で義母の葬儀に出席してきました。久しぶりに北国のうんざりするほどの雪の多さを見て、これをどうにかして利用したいものだと、しみじみ考え込みました。つまりは利雪です。もう少し考えて、アイデアが浮んだら投稿する事にします。

さて鳥インフルが猛威を振るっています。ニュースでは、渡り鳥や野鳥たちが「悪者」にされていますが、事実は逆なのだと思っています。つまり、鳥インフルやヒトインフルなどのウィルスの故郷は、実のところC国や、東南アジアなどのあまり衛生環境のよろしくない田舎であって、そこで飼われている家畜や家禽が元々の宿主なのです。とりわけ、豚インフルは容易にヒトインフルになり得ますし、鳥インフルもいつかは豚インフルやヒトインフルとなって凶悪化するというわけです。野鳥や渡り鳥は、主にはこの三者(ヒト、家畜、家禽)の三角形間の、キャリアの役目を押し付けられている「被害者」だとも言えます。ウィルス達は、種の異なる動物間での感染の際に見事に変身し、生体にすでに備わっている防御機能(免疫)を掻い潜る事になります。悪性(毒性の強い)の鳥インフルや、豚インフルが、ヒトに感染する能力を得た時が、ヒト世界でインフルのパンデミックが起こる瞬間なのでしょう。ソ連風邪や香港風邪もそれが現実化した例ですが、昨年からのSARS騒動も、その一例に過ぎません。今回の鳥インフルも、C国や東南アジアから渡り鳥が、春の北帰行で持ち帰ったウィルスが繁殖地で増殖し、晩秋に日本に渡ってきた鳥たちが、国内各地にばらまいたものと想像されます。

もう一つの悲劇は、1ヶ所で何十万羽も集中的に飼育されている、「食鳥・鶏卵工場」で起こります。そこで飼われている鳥たちは、同じ繁殖場で増やされた兄弟ヒヨコであり、遺伝子的にはほぼ同じセットを持っていると考えなければなりません。つまり、ウィルスがたった1羽の免疫機能を突破して、新型の鳥インフルに化けると、その鶏舎のほぼすべてが、瞬く間に感染することになります。何しろ、最新の鶏舎は密閉された建物となっており、狭いケージ内にほとんど動けない様に束縛された鶏が、「体を接して」飼われているのですからたまりません。インフルエンザの一鶏舎内の「集団感染」には数日もあれば十分でしょう。そういう意味では、インフルエンザの蔓延も一種の人災=環境問題なのだと言えるのかもしれません。

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2011年2月 4日 (金)

1274 休題(電動飛行機の愚)

どこかで電動飛行機(EA)が実験されているようです。将来は「空飛ぶタクシー」にするのだとか。航空機産業の将来に見切りをつけた投稿者としては、つい鼻で笑ってしまいました。あまりにも、原理を無視した夢物語だからです。というより、これは電気自動車(EV)の「単純で低級なアイデアコピー」に過ぎないと切り捨てておきます。飛行機は、翼の発生する揚力で空中に浮かんでいますので、自重は非常に軽く抑え、結構大きな面積の翼を用いたとしても、最低でも100/h前後のスピードで飛行する必要があります。100/hと言えば、車が高速道路を走る速度です。こんな「高速の物体」が、低高度を、タクシーの様に飛び回っている社会は、危険過ぎて安心して道を歩けないものになるでしょう。何しろ家の中で寝ていたら、突然空から電池切れのタクシーが降ってくるなどという事態は、映画の中だけにしてもらいたいものです。

そんな「オモチャ」に多額の開発費を使うくらいなら、企業や技術者が目指すべきは、まずは徹底的な軽量化で、ガソリン1リッターで少なくとも100㎞程度は走れる「乗り物」の開発でしょう。それを敢えて車と呼ばずに「乗り物」と呼ぶのは、何も物体の移動手段に「車輪」など無くても良いからです。この文章を書いていて、ある面白い乗り物のコンセプトが湧いたので、もう少し具体化したらこのブログに投稿することにしましょう。いずれにしても、ため息が出るくらい無駄なこの種の開発は、即刻諦めてもらいたいものです。

なんでも電動式にすれば、さもCO2が出なくなり、温暖化の問題が遠のくと考えている向きが多いのは、単純であきれた風潮だというしかないでしょう。タクシーにする空飛ぶ乗り物なら、客待ちのためには「ホバリング」できなければならないでしょうし、たとえ電池切れでモーターが止まっても、フンワリと着地できなければなりません。そんな乗り物は、たぶん「気球タイプ」でもない限り実現できませんし、風の影響を受け不安定な気球を使うくらいなら、地上を走る車の方がよっぽど速くて安全な筈なのです。

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2011年2月 2日 (水)

1273 環ビジ31(加速度リミッター)

車の燃料は、約3割が発進、加速時に消費されてしまいます。等速度運動においては、路面抵抗や空気抵抗など、車を転がす際に生ずる「摩擦・抵抗」に打ち勝つだけの10kw程度のパワーがあれば済むのですが、普通車でさえ1トンの目方のある物体をグイグイ加速させるには、数十kwの出力が要求されるわけです。

そこで加速度リミッターが必要となるわけです。これは、既に先進的な省エネトラックには装着されているのかもしれませんが、何も同じようにお金をかけて、加速度センサーや速度センサーやマイコン+アクチュエータなどの複雑な機器を組み込む必要はありません。なぜなら、運転している人間様がそのすべての機能を兼ね備えているからです。つまり、省エネドライブの基本を身に着けていて、それを忠実に守れるドライバーが運転すれば、現在のガソリン車でも、結構な省エネルギー性能が期待できるはずなのです。これは、運転者自身を加速度リミッターにしてしまうというアイデアなのです。

一方人間は、優れた学習能力の裏返しとして、すぐ「慣れ」が生じやすい存在でもあります。ですから、過剰な加速度にも慣れてしまう結果、ついついアクセルを踏み込んでしまうことにもなってしまいます。ここでの提案は、簡単な1軸加速度センサーを持ち、アラーム(または合成音声)で、アクセルの踏み過ぎを警告する「ブザー」を、「加速度の見張り番」として、運転席の前に設置しておくことなのです。この程度だと、数千円のコストで立派なブザーが量産できるはずです。音声は有名な声優にでも似せて、外観も無骨な金属やプラスチックの箱ではなく、「ゆるキャラ」の着ぐるみでも着せておけば、ドライバーの心も和むでしょう。

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