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2011年5月22日 (日)

1384 金華

山の新緑がまぶしい時期ですが、周りの山々(というよりは小高い丘ですが)には、売れ残ったブロッコリーの様な樹形の木々が多く見られます。そういえば、岐阜の金華山の通称も、この木(ツブラジイと呼ぶようですが)の黄緑色の花が、陽光に映えて金色にも見えるところからきているのだとか。近づいて見ると、この木は非常に樹高が高くなる樹種の様で、20mを超えるものも珍しくはありません。下部は、ブロッコリーの形に似て枝は無く、樹頂にだけこんもりと枝を張っているので、樹木としては無駄の無い形に見えます。他の木より首一つ高く枝を伸ばすことで、陽光をより多く受け取り込み合っている里山のニッチを確保してきたのでしょう。この季節、彼らはその存在を、その色で誇っている様に見えます。

これらの木々が自然にその相を形成してきたのか、それともかなり人の手が加わっているのか定かに分かりませんが、たぶん長い時間をかけて人が育んできた様に思えます。何故なら、去る先に存在を示す山桜を含め、これらの木々は決して群生している訳ではなく、山を眺めると何となく、バランスよく配置されている様にも見えるからです。たぶん、先人は季節ごとに、山々が美しく映えるように、桜やシイやその他の紅葉する木々を意識的に配置したものかもしれません。そうだとすれば、先人はなんという美的センスと根気を併せ持っていたのでしょう。ただただ、勝手にですが感嘆するしかありません。

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