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2011年8月22日 (月)

1471 シンテッポウユリ

今年は、ジョギングを休止して、週末に裏山(420m)の登るのが楽しみになりました。登り下りで計3時間くらいかかりますが、丁度一汗かくのに手頃な距離です。もちろんただ登るのではなく、動植物を観察し、美味しい空気を吸いながら登ります。でも、昨日はシトシト雨で、虫は葉陰で休んでいる様でした。植物は、しかし雨ですっかり元気を取り戻し、特にテッポウユリは山道に沿って、一列に並んで咲いています。誰かが植えたにしては、石ころの間から茎を伸ばしており、やはり野生の様に見えます。どの様にして道端にきれいな列を作ってきたのか、その繁茂の戦略には興味が湧きます。

高い山では、ヤマユリやニッコウキスゲなどが、大きな群生地を作っている場所は良く目にしますが、道端に並ぶには、ヒトや動物に繁殖を依存する必要がありそうにも思えます。ユリはユリ根(球根)で増えるのでしょうが、近くに「分家」を作るには、何らかの方法で地下茎を伸ばす必要がありそうです。

少し調べてみると「葉っぱの岬」というHPで、これはどうやら正確には「シンテッポウユリ」という自然の交雑種で、タネでも増える種だとの事で、やっと納得しました。それにしても、自然の仕組みは実に巧妙です。雑草もあまり生えない、乾燥して石ころだらけの道端というニッチに、種としてのテリトリーを広げるために交雑したか、交雑した結果その能力を持つようになったのか、その順序は分かりませんが、そんな事はどうでもよく、結果として見事に繁茂に成功している訳です。実際には、両者(種と環境)が微妙に絡み合いながら、変化の道を進むのかもしれません。

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