« 1475 モンスーン | トップページ | 1477 この国の行く末 »

2011年8月29日 (月)

1476 月山

このブログを書く以外では数少ない趣味の登山ですが、27日は仕事で秋田に向かったついでに(どちらがついでかはさておいて)月山に登ってきました。山形県の中央にそびえるこの山は、形から数年前に登った鳥海山などと同じように、火山である事は間違いないのでしょうが、かなり古い造山と見えて、噴出したのが粘い溶岩だったのか、或いは風化が進んだためか、かなり丸みを帯びた山容です。

東北の山を見て気が付くのは、多くの山の裾野がブナやミズナラなどの広葉樹林にしっかりと覆われていて、山が重要な水源であるとの位置づけが明確だという事です。そうでなければ、南アルプスの様に、原生林を切り倒して針葉樹の人工林に植え替えられていたはずです。それぞれの山には、水源守り神を祀る神社が建てられ、昔から修験者を含む地元の人たちに崇められてきたはずです。月山にも、頂上に立派な神社が建てられており、無理やり拝観料を取られて、無理やりお祓いをさせられるのはあまり好きではありませんが、それらのお金が山の自然を守るためにも使われる事を願いました。高山植物も豊富で、多くが花の季節を終えて、ささやかに残っているだけですが、2000mに満たないこの山でも緯度が高いため、北アルプスなどでは2500mを超えないとみられない花々も見つける事が出来ます。飛び飛びにそびえる山で、同じような高山植物がみられる事は少し不思議な気もしますが、鳥の助けを借りれば、離れた山に種を運ぶのも容易なのかもしれません。植物の戦略にはいつも感心させられます。

その日の朝は、早起きして湯殿山神社への参道も歩いてきたのですが、鬱蒼とした広葉樹林帯の中に作られた古い道は、まさに森林浴そのものが満喫でき、寿命が一年くらいは延びたような気がしました。この付近には「60里越え」と呼ばれる修験者道も作られており、1週間近くかけて修行をした往時を想像しました。もちろん今でも、この道を歩き通す人も居るにはいるらしいのですが・・・。東北の山は、単に頂上に登る「登山」だけで済ますのは、あまりにも勿体ない山が多い様です。もちろん、山の裾野にはいくつもの温泉が湧き、ひなびた温泉宿もあります。

|

« 1475 モンスーン | トップページ | 1477 この国の行く末 »

コメント

私もこの日に3人で月山のぼりました。とても天気の良い日で気持ちがよかった。下りはリフトに乗らないで歩きました。まだ残雪があり夏の花がいきいきと風にゆれてました。今度はもう少し早
い時期に行きたいです。山頂の神社には、私たちも興ざめです。
私たちはもう人生の坂を下っているので、先日の山は天気は良し,体力もよし、眺めも良しみんな万歳でした。
今、山歩きを楽しんでます。

投稿: | 2011年9月29日 (木) 20時09分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 1476 月山:

« 1475 モンスーン | トップページ | 1477 この国の行く末 »