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2011年11月 3日 (木)

1533 衣(食)住

全ての環境ビジネスは、衣食住に関連したものであるはずです。極端な例ですが、宇宙旅行ビジネスは絶対的に環境ビジネスにはなり得ません。なぜなら、それは人類の存続や環境保全には全く寄与しないばかりか、ロケットの打ち上げにより例えば、成層圏に有害なガスをまき散らしますし、人ひとりをたった数百キロの上空に打ち上げるためだけに、莫大な資源やエネルギーを消費するからです。あまりにも便利で、今では日常生活に「必要不可欠」とさえ思われている航空機や車でさえ、実はその同類項だと言えます。

表題で食を括弧でくくったのは、食は他の何にも増して重要な環境ビジネスだからです。ただし、その前提は「人類が生きていくのに必要かつ十分な量である限りにおいて」となります。つまり、飽食に寄与する様な外食ビジネスは、問題外になります。衣料や住居にも同様な前提が付けられるでしょう。つまり、過剰な装飾を付けた衣服や、過剰なスペースを有しエネルギーを浪費する住宅は、やはり環境ビジネスの対象外になるでしょう。

さて問題は、どの程度の食事が「飽食」に当たり、どのような衣服や住宅が過剰であるかは、時代によってその物差しが変わっていく事にあります。いずれにしても、今の日本の大多数の人々は、飽食の状態にあり、少なくとも衣服に関しては十分過ぎる状態にあるのは間違いないところでしょう。その証拠は、レストランやコンビニやスーパーのバックヤードに捨てられる、まだ十分に食べられるのに生ごみとして捨て去られる量、或いは数回しか袖を通していないのに、新しいものを買いたいがために捨てられる膨大な衣服の量をチラッと見るだけで十分でしょう。確かに、この国では、住宅事情に関して言えば、まだまだ不十分にも見えますが、もちろん、70年代の「ウサギ小屋」と呼ばれた、ミニ開発住宅に比べれば、近年の住宅の質は雲泥の差で向上していますので、かなりの程度贅沢の域に入り込んだ住宅も増えている様な気がします。いずれにしても、省エネルギーという視点でみると、今ある住宅の多くはリフォームの余地はありますので、ここ部分ではまだまだ「環境住宅ビジネス」拡大の余地はありそうです。

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