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2011年11月 4日 (金)

1534 住の条件

住はシェルターです。自然環境は、季節や天候が変化し、暑さ寒さ、降雨、降雪、暴風などの試練を生き物に課します。それをどうにか耐えて、個体を維持できた種だけが、いま地上に生き残っている訳です。ミノムシは枯葉で衣を作り、動物は長い冬毛や羽毛で寒さから身を守ります。それでも足りなければ、洞穴や木の洞に身を潜めて冬眠する種もあります。人間だけが家を建てて、人工的に天候をブロックして、安定的な住環境を作り出して、地上に満ち溢れるまでに人口を増やしてきました。もちろん自然を注意深く観察すると、ビーバーなど自然物を使って家を作る生き物は他にも多く存在しますが・・・。

さて、一方で住居はある時期から富の象徴としての意味合いも強くなってきました。豪奢な館や城がその代表でしょう。そこまでいかなくても、時代や地域が違っても、お金持ちはやはりそれなりの住居を構えたがるものの様です。

ここでは、必要かつ最低限の住居の条件を考えてみます。エネルギーの出入りの簡単な法則から考えれば、住居の理想形は球形でしょう。体積当たりの表面積が最小であり、当然の事ながら熱の出入りも最小限で済むからです。しかし、これでは作るにも、済むにも不便でしょう。次善の形は立方体になります。これだと、4人家族で30坪の床面積の家でも、15坪(50㎡)程度の建坪になりますから、7m四方の小さな面積に建てる事が出来ます。3階建てなら、さらにその2/3で済むでしょう。表面積が増えた分だけ、壁や屋根の断熱性は少し高める必要があります。グラスウールの様な綿状の断熱材ではなく、発泡材料による外断熱が適当でしょう。窓も二重にすれば、熱の出入りが最少で済みます。これをユニット化すれば、安くできるでしょう。構造強度は外壁で確保し、間仕切りを自由にできる設計にすれば、ライフスタイルの変化に従って、住まい方への変化も容易です。躯体は100年以上の耐久性を確保すれば、住宅立って替えにともなう建築廃材も今の数分の一以下に出来るはずです。

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