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2011年11月25日 (金)

1555 GHG濃度

温室効果ガスの濃度が、歴史上の最高値を更新し続けています。問題はCO2ばかりではなく、気温上昇によって、凍土地帯の地下に眠っていた、強力なCHGであるメタンガスまでもが目を覚まし、さらに過剰な農業生産によって、最強のCHGのN2O(一酸化二窒素)までがその濃度を上げ続けています。その上がり方は、単なる一本調子に上がっているのではなく、カーブが加速度的に持ち上がっています。例えば、少し前まではCO2濃度は毎年1.5-2.0%弱の範囲内で上昇すると言われてきましたが、今年は2.3%に加速しています。

さてCO2の濃度は、結構簡単に上がるもので、例えば手持ちのCO2計で計っても、一人だけの事務所の濃度は、朝の300ppm台から半時間もすればすぐ700ppm程度に上昇します。車の排気管からは、10%前後の高いCO2濃度の燃焼ガスが排出されます。1%(10,000ppm)になれば人の生死にかかわるのがCO2濃度ですから、この濃度の高さが如何に異常なものであるかが分かります。CHGが温暖化の直接的な原因であるとかないとかの議論が、相も変わらず続いていますが、そんな議論はもちろん不毛です。現実に、加速度的に上昇しているCHGの濃度こそを問題にして、その増加量減速に注力すべきでしょう。対策案の一つとして、それを圧縮して地下の岩盤に封入してしまおうと言う議論もありますが、個人的にはそれには与しません。

電力供給の40%占めていた原発が、何とか20%程度を維持してくれる程度にまで回復するにしても、その20%の穴を、CHG増加の元凶の化石燃料を使った火力発電だけで埋める事はできません。死にもの狂いになって、20%以上の省エネに取り組む事こそ、エネルギー資源小国であるこの国の取るべき唯一の道でしょう。

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