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2012年3月 7日 (水)

1656 経営の品質

経営の品質などと呼ばれる、企業の行動指針があります。しかし、企業の経済効率(要は儲けのが上手い下手の事です)だけをその指標にしては、その方向を誤るでしょう。近年になって、確かに企業の社会的貢献や環境保全活動も重要な指標として取り上げられても来ました。しかし、適正な利益を上げて、それなりの社会貢献を掲げ、環境経営=例えば省エネ行動や廃棄物の圧縮に努めれば、企業の経営品質は十分だと言えるのでしょうか。

このブログでも、再々書いているのは、企業倫理の重要性です。これを、社是や経営方針に掲げている企業は、まだまだ少数派に留まっています。繰り返しにはなりますが、企業倫理への言及無くして、企業の経営品質を議論することほどおこがましい話はないと言っておきます。企業が存続する(できる)ための基本的な条件としては、先ずは顧客ニーズの充足にあります。しかし、どんなニーズでも顧客の要求なら正しい=常にお客様は神様、という事にはなりません。また、ニーズが正当だとしても、そのニーズを達成するための手段が、法にさえ触れなければどんな方法も許されると言うわけでもありません。その意味では、経営方針に「法令遵守」を掲げれば十分だと考えるのは完全な間違いです。

あるべき企業倫理(真っ白)と、法令違反(真っ黒)の間には、広大なグレーゾーンが存在しており、企業理念としては、可能な限り天に向かって胸を張れるように、真っ白を目指すべきだと言えます。現実の経営効率上、それが現実的ではないのであれば、その企業としては早晩退場すべき運命にあると見なければならないでしょう。あるべき企業倫理と企業経営は、少しベクトルの方向はずれているかもしれませんが、方向は同じ方向を向いているはずなのです。具体例を挙げておきたいので続きます。

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