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2012年3月16日 (金)

1664 Kザフにて

 

Kザフ最大の都市、Almatyの空港で書いています。南のきな臭いイスラム国家が近いこの街は、麻薬の中継地にもなっているとの事で、到着ロビーには目つきの余り良くない白タクドライバーが数十人たむろしていて結構物騒な雰囲気なので、国際線への乗り継ぎで長いフライト待ちの時間があるのですが、街に出る気も起きません。従って、空港のパソコンスペースで粘る事に決めました。

 

この国での滞在は、Almatyから更に国内線で1時間半ほど飛んでやっと辿りついた、アジアのど真ん中のこの国でも、更にモンゴルに近い30万人程の地方都市でした。僅か3泊4日の滞在でしたが、それなりに充実した日程でした。無駄な時間は殆ど貰えず、忙しく働きました。この国で、一番大手の自動車メーカー(とはいっても多分唯一のメーカーだと思いますが)の省エネの助言をするため、はるばる日本から飛んだ訳ですが、最大と言っても従業員は400人程の、日本で言えば中堅企業といったところでしょう。しかし、鉱山業以外これといった大きな工業の無いこの国では超優良企業らしく、新たな合弁での生産(もちろん完全なノックダウン生産ですが)された最初の車がラインから出てくる日には、この国の大統領も臨席するほどの大騒ぎの様で、本社ビル=工場の玄関には、その種の写真が壁一面に掲げられていました。ロシアの小型車やGMKIA等の小型車を中心に、ノンビリとしたペースで(しかし対応したマネージャの言では、大車輪状態だとか)ラインを動かしていました。とは言いながらしばらく見ていても、一向にラインが進む気配もありません。

 

それはさておき、極寒のこの地では、今年もマイナス40℃以下の気温を何度も記録したとか。流石に3月も中旬ともなれば、日も長くなり、日中はプラスになる日も増える様ですが、それでも日陰は一日中バリバリに凍ったままです。雪は深くはありませんが、道端には除雪した雪が1mほど積まれており、野山はこの季節でも全くの銀世界です。ホテル近くの川の傍の公園には、背の高い落葉樹や針葉樹が生い茂っていましたが、朝に川から立ち上る川霧が木々の枝先で瞬間的に凍る(つまりは霧氷です)ため、この世のものとは思えないほどの幻想的な風景を作り出しています。いくらお金を積んでも、温かい日本ではこの様な風景を作り出す事は出来ないでしょう。朝に太陽を背にすると、ダイヤモンドダストを飽きるほど見る事ができます。

 

一方、街の建物の殆どは工場であれ、住宅であれ、事務所ビルやアパートであれ、ほぼ全てがレンガ造りで、背の高いビルだけが例外的に鉄筋コンクリートでできている様です。暖房は、殆どが地域暖房のため、大きな熱水工場がいくつかあって、太いパイプで町中に熱水を送っているようです。家々では、昔ながらの鋳物のラジエータで暖をとり、工場ではラジエータと熱交換器を通して得られた温風で、暖房を効かせています。ホテルの部屋でも、夜中でも20℃を下回る事はありませんでした。もちろん、冬場は電気式のエアコンでは暖を取る事は不可能です。電気は安そうなので、多くの建物では、韓国製のクーラーは設置している様です。聞けば、夏場は40℃になる事もあるようで、80℃にもなる気温差の話には呆れるばかりです。続きは帰国してからになります。

 

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