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2012年3月23日 (金)

1670 息切れ

C国やIンドなどの勢いのある途上国の、息切れはいつ頃始まるか時々は注目しています。この国は、かつてはB国がくしゃみをすると、風邪をひくと言われてきました。しかし、気が付くと最大の貿易相手国は、もはやB国ではなくお隣のC国になっていました。

しかも、この国との関係は、好むと好まざるとに関わらず、C国からは安い工業品や大量の食糧を輸入し、こちらからは工作機械やC国が得意としていない高機能部品や製品の輸出等、経済の相互依存関係のパイプは太くなるばかりです。その中で、C国やIンドなどにも息切れがかなり顕著になってきている様に思えます。理由は、例えばC国では沿海部と内陸部の格差が拡大し、かなり根の深い国内問題となりつつある事が挙げられます。つまり、沿海部には潤沢なモノやエネルギー(石油)が、潤沢に供給されますが、何千キロも内陸に入った地域では、それも限定的になるでしょう。例えば、何千キロもの内陸にタンクローリーを走らせるは、タンクローリー自身が走るために燃料をかなり食ってしまう事にもなります。また、沿海部でも内陸部でもあらゆる種類の公害問題が深刻ですが、流石にC国といえども、経済と人の命を天秤にかける場合、結論は決まってしまいます。また、C国やIンドも軍事力の増強にまい進している様ですので、その経済負担も重くのしかかってきています。軍事力を増強し続けた大国で、息切れもしないで経済的にも上手く立ち回った国は、これまでも殆ど存在しなかった事を考えれば、両国も例外にはなり得ないでしょう。

さて、アジア・エンジンの回転が落ちると、その勢いの恩恵に与っているこの国の経済はどう転ぶのでしょうか。それなりに車産業など、好調な一部の分野を除けば産業の空洞化はかなりの程度進んでおり、とりわけ投稿者が寄り添っている(つもりの)中小企業の体力は、ずいぶん落ちてきている様に見えます。それは、これまで作っていたものを親会社から取り上げられて、海外生産に切り替えられたことが主な理由です。新たな分野を切り開いた企業はどうにか生き残るのでしょうが、良い技術があっても作るものが見つからない企業は、結局フェイドアウトするしか方法がない様です。

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