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2012年12月17日 (月)

1930 インフラの整理

昨日の選挙結果は、与党が自ら崩壊した結果とはいえ、あまりにも揺り戻しが大き過ぎて、別の意味で不安を覚えます。たぶん民意を正確に反映しできない選挙制度の設計が悪いのでしょう。さて、正直に告白すると、人間的にあまり好きにはなれませんが、落選したT中康夫もたまに良い事を言います。例えば、他の政党が景気浮揚や災害に強い国を目指すための公共投資などを訴えていますが、彼はインフラのメンテナンスの重要性を主張していました。しかし、投稿者はそれに加えて「インフラの縮小」を強く主張したいのです。何度も書きますが、現在の規模のインフラは、この国の人口に比して過大です。ましてや今後の人口減少時代にあってはなおの事です。

しかしインフラを単純に縮小する訳にはいきません。例えば、都市の郊外に住んでいる人たちへのインフラ、つまりは下水道や電線網や道路や他のインフラを、壊れたままに放置しておく事はできません。その前に為すべきは、「人口の集約」なのです。別の言葉では「都市のコンパクト化」、とも言いますが、人が集中して住むエリアと、人が住まない郊外エリアを、完全に区分けします。郊外エリアには、無計画に家を建てない様に税金などでペナルティを設定すれば、比較的短期間に人口を移動させられるでしょう。代わりに、都市の中心部に住むためのインセンティブを設定し、人を集めれば良いでしょう。街の中心部の活気は戻り、商店街も生き返ります。代わりに、郊外型の大規模店舗には閑古鳥が鳴きはじめるでしょう。

人々の買い物や通勤の移動手段としては徒歩や自転車や中心に組み立て、補助的に電車(=LRT)・バスを併用します。都市中心部は、3階建くらいの中層ビルを並べて、住宅エリアや商業エリアを近接して確保します。この結果、インフラ例えば何千キロにも亘って敷設されている首都圏の下水管の距離も、都市のコンパクト化に比例して縮小できるでしょう。

しかし、よくよく考えてみれば、実はこれはヨーロッパの多くの都市に見られる典型的な風景である事に気が付きます。その意味では、ヨーロッパの国々は、この事にとっくに気が付いていたとも言えそうです。ソロソロこの国も、他の国の手本となる成熟した国家を目指すべき時期に来ています。政局争いや国境の小競り合いや景気対策などに汲々としている場合ではないのです。

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