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2012年12月18日 (火)

1931 例えば新しいスーパーの姿

スーパーマーケットは、食材や日用品を安く、大量に売る場所です。そのため、陳列棚にはメーカーの異なる同じ種類の製品が、大量に並べられています。日用品は別にして、食材はそのまま食べる訳ではなく、必ず調理して食卓に出されます。例えば、今晩はすき焼きでもしようと考えている人は、野菜コーナー、豆腐・糸コンコーナー、肉コーナー、調味料コーナーを回らなければなりません。しかし、献立ごとにコーナーを作れば、客は迷う事はありません。鍋物コーナーに直行すれば良い訳です。カレー・シチューコーナーや焼き肉コーナー、中華料理コーナー、イタリアンコーナーなどなど、献立ごとのコーナーを作る訳です。必要な陳列作業はと言えば、何人前かを掲示するだけです。勿論、大食の人も小食の人も居ますから、0.5人前刻みのパッケージも必要です。

一方で、急速な高齢化社会や子供のアトピー増加、肥満や糖尿病予備軍など生活習慣病の増加、あるいは痴呆症患者の一本調子の増加などの社会的背景を考えれば、スーパーには別のビジネススタイルの可能性が拓けてくるとも思うのです。というより、スーパーはこれらの食に関連する社会問題を作り出してきた張本人だとも言えるのです。安い食べ物を、一週間分まとめ買いすれば、ココロの弱い人間は、ついつい食べ過ぎになる事でしょう。

そうではなくて、スーパーは健康志向の食べ物や献立情報を提供する場所に変貌すべきだと思うのです。アンチ糖尿病食、アンチメタボ食、アンチアトピー食、アンチ高脂血食、アンチ痴呆食?などなどの健康に資する食材や献立のコーナーを、管理栄養士などを配置して、展開すべきでしょう。つまり、食材別の陳列ではなく、機能別陳列を行い、顧客の健康増加に寄与するビジネスモデルを作れば良いのです。生産者を泣かせて安い食材を仕入れ、客には好きなだけ買わせ、食べさせて、結果顧客を病院に送るビジネスモデルはもう終わりにしましょう。病院や薬の量販店が困るくらいの健康大国になれば、この国の多くの問題、寝たきり老人の爆発的増加、薬漬け医療、若年層への生活習慣病の蔓延など多くの問題、ひいては医療費や福祉会計の破綻もかなりの程度解決できる筈なのです。

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