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2012年12月19日 (水)

1932 CSVビジネス

1931のビジネスモデルは、実はどの業界にも普遍的に応用できる考え方です。これをCSV(Creating Shered Value=共有価値の創造)モデルとも呼んでおきますが、つまりは企業はモノやサービスを売るビジネスから脱却し、代わって「社会的な問題を解決する手段や機能を提供する事」をビジネスの柱に据えると言う考え方です。1931の例では、量だけは潤沢だが不健康な食生活という社会的問題の解決ですが、同様に高齢化社会における「寝たきり老人のQOL」や「クスリ漬け医療」あるいは、「増加を続ける生活保護世帯」さらには、「高い若者の失業率」または「低い職業定着率」などなどの社会的問題を良い方向に導くのであれば、どの産業であれ追い風は期待できる筈なのです。

そのためには、先ずは問題そのものを本質まで掘り下げる必要があるでしょう。そうでなければ、有効な解決策も提案できないからです。例えば、「クスリ漬け医療」を考えてみましょう。西医学における薬は、その殆どが「対症療法薬」です。痛い、痒い?、炎症を起こす、発熱、高血圧、高血糖が高いといった、人間本来の正しい体の反応(西洋医学では症状と呼ぶ)を抑え込む、いわゆる鎮痛剤、抗炎症薬、解熱剤、抗生物質、降圧剤、インスリンそのものなどなど、ひたすら症状を和らげて、見かけの症状改善を図るクスリ群なのです。

この国の最近の医療費の総額は37兆円で、なんと国の歳入に肩を並べるとか。まさにクスリ漬け列島です。この「社会問題」を解決する方向は一体どの様なものになるのでしょうか。たぶんそれは、ヒトの持つ本来の自己治癒力、あるいは免疫力を高める薬草・ハーブなり薬膳など、毎日の食生活の中に取り込める食材や献立(薬膳と呼ばれます)になる様な気がします。さらに言えば、ヨガになるか何になるか分かりませんが、運動習慣の改善によって正しい呼吸法や腸の運動を促進する事によって、やはり自己治癒力を高める適当な方法があれば、これも立派なCSVになり得ます。つまりは、日夜新聞やマスコミのニュースを騒がす問題点に関して、じっくり考えればCSVビジネスは、いくつでも見つかると言うことなのです。新しいビジネスを起こせば、自然に失業問題など消えて無くなるでしょうし…。

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