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2013年1月11日 (金)

1954 エネルギーのベストミックス

NHKの番組でかなり力を入れて今後のエネルギー問題を取り上げていました。9割以上のエネルギー供給を海外に依存しているこの国では、エネルギーは経済と密接に関連している事は事実で、その安定供給無しには、経済の安定もあり得ない。従って、再生可能エネルギーを3割程度に増やし、かつ中東一辺倒のエネルギー依存を、RシアのLNGB国のシェールガスなど、多様化すべきだと言うのがその論調だった様です。

しかし、腹に入らないのは、そこに省エネルギーの視点が殆ど入っていなかったと言う点でした。25%の電力を供給していた原発がほぼゼロになった今、足りない分をLNGや再度石油火力に頼るのではなく、不足した分は省エネ努力でカバーすべきだと思うからです。勿論、一朝一夕に25%の省エネが達成できる訳ではありませんが、現在のモノづくりや生活スタイルは、安い石油やLNGと原発に依存して出来上がってきた事は否めません。しかし、化石燃料が貴重だった時代も、この国の先人はあらゆる省エネの工夫で、モノを作り輸出してきたではありませんか。

殆どの原発が止まった今、私たちは兎にも角にも、もう2段くらいの省エネを進める必要があるのです。そのためには、モノづくりや生活スタイルの根本から見直す必要があるでしょう。モノづくりで言えば、現在より25%以上省エネとなる「新プロセス」を開発する必要があります。また家庭生活や事務所ビルでは、断熱性をそのままに、機器の省エネ性能アップだけを考えても片手落ちです。それは穴あきバケツに水を入れる様なものだからです。

新プロセスの開発や省エネを可能とする建物の断熱性の向上などによって、20兆円のエネルギー輸入が25%減らせるならば、それは5兆円程度の新たな産業を生み出した事と同義になります。しかも、輸入も5兆円減るのですから、輸出も大幅に減らしても国の経済は十分に回ります。実際にも、それを可能とする技術開発や建物の改装が必要な訳ですから、雇用も生まれるでしょう。残った75%のエネルギーについて、改めてベストミックスを議論すれば良いのです。25%の省エネが達成できれば、遅れている新エネの割合も自動的に2桁パーセントの大台に乗るでしょうし、CO2削減の国際公約も守る事が出来ますね。

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