« 1967 利雪 | トップページ | 1969 自立更生 »

2013年1月25日 (金)

1968 台風を抑える?

1966の続きです。世界の経済状況が、いくつかの低気圧かあるいは台風を抱えているとして、それを抑える方法はあるのでしょうか。偏西風などの恒常風が、ヒマラヤなどの高い山に当たると、下流に渦(カルマン渦)が生まれます。それが、地球の自転や日射エネルギーにより発達し、低気圧や台風が生まれます。場所が変われば、キリマンジェロに対するインド洋のサイクロン、ロッキー山脈に対するハリケーンやトーネードなどに名前は変りますが、仕組みは同じです。

さて台風は、強い偏西風による大きな渦が、大洋における強い日射により成長しますが、勿論偏西風が弱い季節や日射(による上昇気流)が弱い冬場には発生しにくいので、台風を抑えるためには恒常風を弱めるか或いは、日射を弱めるかの2つの方法が考えられそうです。もちろん、人間技でそれが出来る訳ではありませんが、もし人間が大きなエネルギーを自在に駆使できるならば原理的には可能ではある訳です。

経済への敷衍です。経済における風とは、つまりは地下資源(鉱物資源や石油、天然ガスなど)を製品にして消費するモノやお金の流れに似ています。一方で、低気圧や台風に相当する現象とは、つまりはマイナスの経済活動(例えば負債)だと仮定してみます。国単位の大きな負債は、台風だと見なす訳です。低気圧や台風の強さは結局は、気圧のこう配で表されるでしょう。B国の様に、急激な経済変化の勾配を「崖」と呼んでいた様に、低気圧の気圧の深さが深いほど、等高線の密度が高い程、社会に与えるインパクトは大きい筈です。であれば、たとえ絶対的な気圧差は大きくても、その変化勾配を抑える工夫が欠かせないと思うのです。

具体的には、ショックをを和らげるためには、いわゆる軟着陸を指向する必要があるでしょう。軟着陸するためには、バラ色の予測をちらつかしておいて、上手く行かないと土壇場でテーブルをひっくり返す(例えば内閣総辞職)のではなく、ステークホルダーにマイルストーンを示しつつ、ジワジワと気圧の底に近づける努力が必要だと思うのです。この際のKWは、折れ線での変化ではなく、S字カーブで変化をさせると言うことになます。つまり、変化の先を予測し、微調整を加えると言うきめの細かい調整が必要なのです。もし人智で台風(破局的な経済変化)を抑える事が出来ないのであれば、被害を最小限に留めるためには、オオカミ少年とそしられても、毎日の様に災害(景気の悪化)に対する備えを説いて回る回るしかないでしょう。

|

« 1967 利雪 | トップページ | 1969 自立更生 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 1968 台風を抑える?:

« 1967 利雪 | トップページ | 1969 自立更生 »