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2013年1月30日 (水)

1973 落穂拾い2(地中熱)

自分の足元を眺めてさらに気付いた事を書いてみます。足元には、地面がありますが、その地下の温度は、雪国であっても年中ほぼ一定のはずです。その温度は、春秋の平均気温にほぼ近いでしょう。しかし、夏場や冬場には、気温との間にかなり大きな温度差が生ずる事になります。夏場に、その温度を室内に導けば冷房になりますし、冬場に地中の温度と熱交換し、それを室内に送れば、暖房とまでは行きませんが、部屋のベースとなる気温を上げる事も出来るでしょう。これが地中熱の利用です。地中の熱を組み上げるのに最も単純な方法は、二重の管(地中管)を埋め込み、その中に空気を循環させるものです。これは既に実用化が進んでいて、ヒートポンプとの組合せで、地中熱冷暖房システムとして市販もされています。

もう一つの方法は、「ヒートパイプ」と呼ばれるエレメントを地下に埋める方法で、このパイプの中には冷媒が封入されており、地中熱により蒸発したパイプの中の冷媒が、地上で液体に戻る過程で地上に熱を伝えます。液体となった冷媒は、ウィック(毛細管)を伝って自然に地下に流下する循環を繰り返します。このエレメントには可動部はなく、管が腐食されない限りは半永久的に地中熱を地上に汲み上げ続ける事が出来ます。

建物の断熱性を十分に上げておけば、殆ど冷暖房に要するエネルギーを使うこと無しで、一年中室温を快適に保つ事が可能となります。出来れば、地上部の管を壁面まで立ち上げておけば、「壁面冷暖房効果」も加わりさらに高い効果が期待できます。ヒートパイプは比較的古い技術であって、決してハイテクではない点、中小企業でも十分に手が出せる分野でもあります。

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