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2013年2月 4日 (月)

1978 空気感染の必然

この季節、病院でノロやインフルのウイルスで集団感染のニュースが度々流れます。ナノサイズの超微粒子でもあるウイルスは、患者からの飛沫に乗って空気中に浮遊し、エアコンのダクトを経由して、病院の一つのフロアからやがて他の階にも広がります。エアコンのダクトは全て繋がっており、各部屋からにつながっているダクトを通って地下の冷暖房機に戻った空気は、温度調整されてまた各階に戻ってきます、ウィルスと一緒に…。それは、比較的短時間で万遍なく病院の隅々まで拡散していく訳です。

昔(石油や電力が潤沢になる前)、学校や病院の暖房は殆どがスチーム暖房でした。各部屋の窓辺には、鋳鉄製の「ラジエータ」があり、蒸気が送られて来てほんのりと温もっていたものです。そこまで追いついていなかった田舎の学校は、100%薪ストーブだったのです。しかし、スチーム暖房や薪ストーブで、ウイルスが建物全体にまき散らされる事は起こらないでしょう。

スイッチ一つで起動し、ダイヤル一つで温度調整が出来る利便性や部屋の空気温度全体を加減する快適さを採るなら、ウイルスの集団感染は我慢するしかないのかも知れません。

もし、利便性を犠牲にしないで、快適さも追求するのであれば、それは「壁面冷暖房」しか考えられないでしょう。これは、壁面や天井面に埋め込んだ細管の中を、夏は井戸水程度の冷水を、冬は30℃前後の温水を流して、輻射熱で体感温度を上げ下げするシステムなのですが、スチーム(100℃越え)や熱水(80℃前後)やエアコンのブライン温度(5-7℃)よりマイルドな温度の温(冷)媒で十分なので、太陽熱や地中熱などの自然エネルギーを大幅に取り入れる事も可能となる筈でなのです。

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