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2013年2月 8日 (金)

1982 PM2.5は国内問題

C国からの越境PM2.5が連日ニュースを賑わせています。しかし、PM2.5に限らず、主として車から排出される各種のガスや微粒子は、何もよその国の問題ではなく、足元の問題として再考すべきなのです。PM2.5は、火山活動など自然由来のものもありますが、人体に影響を与えるのは、主として人間の活動の結果として排出される不純物を含む燃料の燃焼、とりわけ軽油を燃料とするディーゼル車の排気ガスから多く排出されています。従って、国内でも幹線道路沿いなど、多数の車両が通過する地域では、PMは過去の問題などではなく、現実の公害なのです。

首都圏に入るトラックには、I原都知事の手柄と言って良いPM対策が義務付けられてはいますが、それとて完璧と言えるレベルには程遠いものがあります。濃度の差こそあれ、今日でも決して対岸の火事などではない状況だと言えます。

PMの影響は、表面化していない疾病(例えば多くの呼吸器系疾患やアレルギー疾患など)も数多くありそうですが、最も身近な健康被害は、たぶん花粉症患者の増加だと言えるでしょう。花粉の大きさは数十ミクロンありますから、PM2.5よりは十倍も大きい訳ですが、PMで刺激を受けて感受性が高まっている粘膜に、花粉が付着する事によりアレルギー反応が悪化する事は、十分想定できる話です。手入れが行き届かないスギ花粉ややヒノキ花粉が原因とされ悪者にされる花粉症ですが、投稿者などはむしろこれは「PM症」と呼び替えるべきだとさえ思っている一人です。ディーゼルエンジンで走る回るトラックが、食糧や商品や部品の輸送に不可欠な「必要悪」であるにせよ、経済が減速しているこの時代、鉄道コンテナを増やすとかトラック輸送に替わる新たな輸送手段が発明されても良いのでは、とも思っています。宅配便やコンビニ配送なども環境負荷やPM濃度の悪化との関連を憂うべきでしょう。毎日何度も配送するトラックの重い環境負荷こそが、顧客の利便性を担保している訳です。しかし、利便とズボラは裏表の関係に他なりません。朝の100mしかないゴミ捨て場へ行く事や、たった30分の移動にも、迷いなく車を使うズボラ行動こそPMを増やす元凶であると猛反省すべきなのです。

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