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2013年2月23日 (土)

1997 意識の問題

リーダーの訪米もありティー・ピー・ピー論議が盛んです。しかし問題の根っこは単純な筈です。つまり、もし関税がゼロになったとしても、この国の人々が輸入品にそっぽを向き、国産品を愛用し続ければ良いだけなのです。安いと言う理由だけで商品を選ぶ消費態度こそ、避難の矢面に立たせるべきでしょう。トレーサビリティを徹底して、顔の見える生産者⇒消費者の関係をしっかり根付かせておけば、関税を取っ払っても怖れる事は何もないでしょう。たとえ値段が安くても、過剰な(ましてや有害性の高い古いタイプの)農薬やポストハーベストの薬剤がたっぷりふり掛けられた農産物など食べる気は起きませんし、絶対忌避すべきです。関税を撤廃する前に、遺伝子組換え作物や残留農薬などを含む流通基準=非関税障壁をしっかり固めてガードしておけば良いのです。

それは、関税の問題ではなく「国民の安全」の問題なので、交渉相手からも大きなブーイングは起きないでしょう。ブーイングが嫌なら、本格的な交渉に入る前に密かに国内基準を改定しておけば良いでしょう。今のティー・ピー・ピー論議は、あまりにも「カネ」に傾いている片手落ちの水掛論争に見えます。A倍さんや現政権は、ティー・ピー・ピーでスクラムを組んでいる国々から結局パンツを脱がされてしまうでしょう(やや下品な表現でした)。来たるべき関税撤廃に備えて、国は国民の意識を予め「Buy Japanese」に向けて、しっかり人々の教育を始めるべきでしょう。国内の農業者も関税に守られた権益にしがみつかず、安心・安全な食糧の供給に向けた絶え間ない研鑽も必要です。

いずれにしても、この国の人々はバブルの崩壊の反動としてあまりにも「安物買い」に走り過ぎたと思うのです。そうではなくて、良いものを少しだけ買い、少しだけ食べる慎ましい生活を取り戻す必要があると思うのです。

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