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2013年4月 6日 (土)

2037 エネルギーシフトの本質

各地で、市民レベルのエネルギーシフト(エネシフ)活動が活発化してきました。しかし、その活動にのめり込む前に、押えておきたいエネルギーシフトの本質があると思うのです。現在のエネシフは、大手電力会社から送られてくる電力を、地元の風力発電所や小水力発電所やメガソーラ等の発電事業により、それを代替しようとする動きが主体の様に見えます、勿論、バイオマス資源が豊富な地域では、石油暖房をバイオマス熱源により代替しようとする動きも活発化していますが。

しかし、その前にしておくべき「整理」は、最大限に省エネを推進した場合、どの様な種類のエネルギー負荷が、どの程度残るのかという「見極め」なのです。単に今使っている電力負荷を、再エネ発電で代替しようとした場合、投資は非常に大きなものとなり、最初から経済的には成立しない夢物語に終わってしまうでしょう。また、断熱性の悪い現在の住居で冬季の石油暖房の負荷を、そのままバイオマス暖房(例えば薪ストーブやペレットストーブ)で代替しようとしても、実際に数字を置いて見ると、山の木がどれだけあっても足りないという悲観的な計算になるかもしれません。

そうではなくて、順番として最初に大幅な省エネ活動があるべきなのです。ざっと言えば、それは取り敢えず現在の半分だと言っておきます。そのためには、例えば住宅であれば壁や天井や床や窓の断熱性を、可能な限り高めておく必要があるでしょう。また、多くの熱エネルギーを使う、給湯も、予め太陽熱による給湯に切り替えておく必要もあるでしょう。大型冷蔵庫も、そもそも床下保存で十分な食材や調味料等そもそも冷蔵の必要が無いものを、冷蔵庫から追い出せば、ずいぶん小型のモノで間に合う筈なのです。しかる後に、残ったエネルギー負荷、小型冷蔵庫や洗濯機や扇風機と電灯程度の小さな電力負荷を、小規模な再エネ発電で賄うのであれば、投資だ回収できる可能性は高まります。建物の断熱性を北欧並みに高めれば、冷暖房の負荷は現在の数分の1にはなるでしょうから、可愛らしいサイズの暖房器具でも十分暖かいでしょうし、夏場の冷房も、午後の数時間使うだけで快適に過ごせるでしょう。

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