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2013年4月19日 (金)

2050 成長=寿命短縮

「成長」という言葉は、前向きで、何か明るい未来を感じさせる言葉の様に受けとめられがちです。しかい、ややハスに構えてこの言葉を眺めると別の視点が見えてきそうです。人の一生で考えてみれば良く分かる筈です。つまり、毎年訪れる誕生日とは、残りの寿命が一つ減る日でもある訳です。江戸時代の人は、まさにこのことを川柳に読んでもいました。毎年の「歳取りの日=正月」は、実は地獄(あの世)への一里塚だと詠んだ訳です。

さて、その経済成長へのアナロジーです。もし現在の経済や社会システムに寿命があると仮定すれば、経済成長などに血道を上げる事は、将来世代の幸福を考えるなら間違いだと言うことになります。何故なら、将来世代に残すべき成長の機会を奪ってしまうからです。今の経済学者が今の文明の寿命を見極めているかどうかは定かではありませんが、所詮マクロ経済学者などにそれが出来るとは思えません。何故なら、マクロ経済学とは過去に起こってしまった経済活動やその現象を体系化したものに過ぎないからです。

ざっと考えてみても、今の文明は「化石燃料文明」と言っても間違いではなさそうです。石炭や石油や天然ガスを巡って多くの戦争が勃発し、それが軍備の微妙なバランスの上にどうにか収まると、戦後の石油のがぶ飲み文明が花開いたのでした。今が「化石燃料文明」である限りにおいては、化石燃料の埋蔵量の尽きる時が、今の文明の寿命である事は、賢い未来学者でなくても言い当てられるでしょう。投稿者が、景気回復や経済成長を進める学者や政治家の言動に懐疑的な所以です。

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