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2013年8月 1日 (木)

2051 質の時代

投稿者の中では、「量の時代」はかなり以前に終わった様に総括しています。自分の中で一つのエポックは、2001年にB国のWTCへ旅客機が突っ込んだ事件あの事件でした。その後に起こった「現象」は、航空旅客数が45%にまで落ち込み、結果世界のエアラインは、手持ちの旅客機の内なんと2500機程度が動かせなくなってしまったのでした。45%程度の「コアの旅客数」とは、多少命の危険があっても、旅客機に乗らざるを得ないビジネスマンや、親族が危篤になったなどのやむを得ない利用客であった訳です。その他の65%は、つまりは「物見遊山」のレジャー客であったことが、あの事件で露呈した訳です。他方LCCに代表される運賃の価格破壊は、機内サービスの質を徹底的に下げ、座席を埋める事(=搭乗率向上)だけに集中してきた様に見えます。

昔を思い起こせば、投稿者がまだ入社数年しか経っていないころヨーロッパへ出張したことがありました。良い時代で、ビジネスクラスを使わせて貰いました。その時の往復運賃が給料の10か月分ほどだった様に記憶していますが、オランダのエアラインのサービスの質には感激したものです。

その後海外旅行が庶民に普及し、航空運賃の引き下げ競争に対応できなかった大手の航空機会社は消えていき、競争に打ち勝った企業や新たなビジネスモデルを打ち出した新興の航空会社が生き残った訳です。「量の時代」の到来です。しかし、その量の時代も、業界によって状況はマチマチではあるのでしょうが、そろそろ終わりを迎えていると感じています。では今後の社会で何が残るかと言えば、やはり上質なサービスやモノや仕組みしかないと見ています。上質な海外旅行、上質な車、上質な政治家や政党、上質な社会制度などなどです。では何が上質かという事になりますが、その本質は顧客が受ける深い満足感に他なりません。安かろうは、やはり悪かろうで、低い満足度しか得られません。私たちは、そろそろ安物買いの銭失いを卒業しなくてはならないでしょう。たぶん続きます。

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