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2013年8月 5日 (月)

2152 点検・整備・修理

昨夜のNスぺを見て、改めて身近なインフラに関わる危険性を再認識せざるを得ませんでした。インフラに限らず、形あるものは必ず壊れます。それを防ぐためには先ずは点検なのですが、その点検を効率的に行うためには、ポイントを抑えるて行う事が肝要です。インフラや設備のウィークポイントは、実はそれを設計・製作したメーカーが最も良く知っている筈ですが、残念ながらそのウィークポイントを、敢えて白日の下に晒す事は無いでしょう。点検マニュアルは準備されているにしても、それは一般的なポイントだけを示しているだけのものが多いものです。

効率よく、ポイントを抑えた点検のためには、メーカー並みの、構造に対する理解が必要だと言えるのです。それは、何も高度に専門的な知識を備える必要までは無いとも思うのです。つまり、必要なものは、工学の基本的な知識で十分だとも言えるでしょう。というのも、多くのインフラは「動かない構造物」である事が多く、基本的な構造力学、材料力学、金属材料(冶金学や金属腐食)、コンクリート学などの知識と、しっかりした「注意力」が揃えば、多くのリスクが未然に防止できる点検が可能なのです。とりわけ、劣化に関わる要素として、鉄鋼構造物やボルトや鉄筋の腐食、コンクリートの脱灰やクラックなど、多くの劣化は何らかの目に見えるシグナルを発している筈なので、それを早い段階で見つける眼力こそが必要な能力だと言っても良いくらいです。

それに加えて、点検者には「応力の流れ」が見えなくてはなりません。確かに、最近のコンピュータソフトを使えば、応力の大小を色の変化に替えて表示する事は可能なのですが、そのためには手間暇を掛けて境界条件を入力する事が必要です。古いインフラにはまともな図面さえない事も多いので、それは無理な事も多いです。しかし、例えば橋の構造に掛かる荷重は、大まかな重量とそれを支えるポイントさえ押さえておけば、点検しなければならないポイントや橋のビームに最大の応力が生じているであろう断面を想像する事は容易だと思うのです。

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