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2013年8月 9日 (金)

2156 セミ・オフグリッド

新しい言葉を作ってしまって、FBで盛り上がったのですが、忘れないうちに書き留めておきます。スマートグリッドとは、グリッド(配電網)にぶら下がった需要家の負荷を平準化する事により、エネルギーを有効に活用しようとする試みですが、一方オフグリッドとは需要家が自身が発電する電力で自給し、例えば一軒の家を完全にグリッドから切り離す事を指します。

しかし、ここで言う「セミ・オフグリッド」とは、その中間の状態を指し、たとえば家の中である区画は屋根に設置した小規模な太陽電池の電力をバッテリーに蓄えるなどして電力自給しますが、他の区画はこれまで通り、系統から電力を受け取ると言ったハイブリッド状態を指します。この仕組みのメリットは、例えば電灯やパソコンやTVなど、あまり電力を消費しない器具を自給電力として、エアコンや冷蔵庫や洗濯機など一時に大きな負荷となる電化製品は、系統から電力を受け取る様にしておけば、災害停電時や負荷が高い時間帯なども安心して暮らす事が可能となる点が挙げられます。また、初期投資を小さく抑えておき、徐々に太陽光発電の割合を増やそうとする「ボチボチ」アプローチにも対応可能になります。

具体的な方法としては、玄関にある配電盤のうち、ある部屋や区画につながっている一つのブレカーを切ってしまいます。その上で、小規模な太陽光発電パネルを、屋根やベランダに設置し、その電力を、例えば車用のバッテリーに充電します。バッテリーには、車の中で電化製品を使うためのインバータが市販されていますから、そのうちの大きめの容量のものを選定し、これをその区画のコンセントにつないで電力を逆に流します。これで、電線の工事を一切伴わない、セミ・オフグリッドが構築できます。電灯と、ノートパソコンと小型のテレビを繋いでも、容量としては居精々300w程度あれば間に合うはずです。雨や曇りの日が続いて、バッテリーが空になった場合には、またブレーカを入れれば元通りになるので問題無しです。太陽電池やバッテリーには、逆流防止用のダイオードをお忘れなく。

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