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2013年11月 8日 (金)

2234 CO2発生装置

別の言葉では「車」とも呼びます。これを長年作り続けている企業であるT社が、リーマンショック前の水準に迫る利益を上げたとか。世界一の出荷台数を記録したとか、しないとか、T社もそろそろ目を覚まして欲しいものだとは思います。車がCO2発生装置の典型である事、それがエネルギー消費全体の1/4を占めている事は、いくらハイブリッド車を開発して、1台あたりの環境負荷をいくらか下げたとはいえ、動かし様の無い事実なのです。ましてやその台数は、毎年もの凄い勢いで増え続けている現状を見る限り、事業に専念して大きな利益を上げたからと言って、PリウスやAクアが免罪符になる筈もありません。

多くの人が移動したり、ひたすらモノを運び続ける事(つまりはホモ・モーベンスである事)が今の文明の特徴であるとするならば、この文明は多分その特徴故に滅びる運命にあるかも知れません。今の文明行き着く先にあるのは、たぶん極端な温暖化か、化石燃料の枯渇による厳しい生活だからです。古の文明を振り返れば、畑とするために森林を焼き払い、あるいは燃料や材木とするため山の木を切り過ぎた事により滅んでしまった例も多いでしょう。現代は、山の木どころか地下深くから、化石燃料を掘り出して、日夜多量に燃やし続けるいる訳で、この状態が未来永劫に亘って持続できる筈もありません。

知恵を使うべきは、燃費の良い車の開発ではなく、人が移動しなくても、モノをキチガイみたいに運ばなくても、私たちの生活が続けられる様な社会システムの構築なのです。スマホや各種の映像・通信技術で、私たちは容易に「疑似体験」が出来る様になったので、物見遊山の移動を少なくする事は出来そうな気がします。しかし、問題は物流です。国内に耕作放棄地を増やし、足りなくなった食糧を海外から大量に輸入する、という方向が、冷静に考えれば間違っている事は子供でも理解できるでしょう。地域で消費するものは可能な限り地域で調達する努力をすれば、物流の量はかなり抑える事が出来る筈なのです。同様に、例えばキャベツなどの野菜の産地を固定化して大規模に生産し、それをトラックで配送するなどというムダを考えれば、必要な多種類の野菜をその地域で生産する方が、理にかなったシステムである事は自明です。近くて少量ならリヤカーで運ぶ事も可能でしょう。CO2を全く出さないシステムだって、部分的な実現なら可能でしょう。T社やAオンなどが率先して、その様なシステムの実現に向けて努力するなら、これらの企業も少しは尊敬を受ける様になるかも知れません。

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