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2013年11月10日 (日)

2236 腑に落ちる

腑に落ちると言うと言う言い回しがあります。人の言う事が、ストンと納得できた時に発する言葉です。しかし、日常よく感ずるのは、確かに理屈では納得できそうだが、何か腑に落ちないと言う状況です。それはたぶん頭では理解してはいるが、内蔵(Gut)では消化できなさそうだ、という感覚でしょう。三本の矢によって、この国経済を「良くする」事は、多くの人達にとって、たぶん良い方向だと一応は理解はされているのでしょう。そうでなければ、今の政権がこれほどの椅子を取り戻す事は無かったでしょうから。

しかし、景気が良くなって懐が暖かくなり、結果エネルギーの消費やモノの消費が増えて、GDPが増加しさえすればそれで全てがハッピーになるのか、肝心のそこのところがモヤモヤし続けている様な気がするのです。それは、経済が再度成長軌道に乗れば、以前より何故「幸福度」が上がるのかを、時のリーダー達は説明してこなかったと思うのです。何度も書きますが、それは幸福の尺度を示す事を意味します。Fクシマの状況の進展もなくして、果たしてオリンピック開催に浮かれていて良いのか、準備のためのそんな貯金があるのなら、そんな人材が割けるのなら、もっとやるべき事が残っていそうに感ずる「内臓」が、どうにも腑に落としてくれないのです。

リーダー達は、苦労が多い割に報われない地道な震災や原発事故の後始末より、将来に向けた前向き?で派手なな政策を打ち出したがります。それこそがリーダーの役割だと思っているからです。しかし、それは勘違いと言うものです。社会的問題や課題を解決・軽減に導くことこそが政治リーダーの役割で、企業の抱える課題を極小化する事が経営者の役割そのものだからです。目の前のハエ(小さな問題)を叩くのではなく、ハエが何処から湧いてくるのかを見極めて、その元を絶たない限り、問題は小さくできないのです。景気が停滞している事やデフレが問題ではなく、世界におけるこの国の立ち位置が既に大きく変わってきているのに、未だ20世紀の手法で対処しようと安易に考える事こそが大問題なのです。経済(お金やモノ)に代わる価値観を醸成し、必要最低限のソコソコの資源やエネルギーで、しかしココロ豊かに暮らせる社会システムの発明こそ、早急に行うべき「真の社会政策」だと思うのです。

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