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2014年3月 2日 (日)

2323 再エネ展示会(蓄電)

再エネ=再エネ発電と捉える限りにおいては、二次電池(蓄電)は必須のアイテムだと言えます。再エネは、地熱(地中熱)などごく一部を除けば、太陽光の一部を利用する技術であり、広い意味では化石燃料だって、太古の昔に地中に固定された太陽エネルギーだとも言える訳です。

しかし、その再エネを利用する期間が短ければ短い程、出力変動の幅は大きくなるわけです。例えば、数十年単位の太陽エネルギーを蓄積したと言えるバイオマス(木質エネルギー)の利用は、伐採・搬出のシステムが安定している限りにおいては、十分に頼りになるエネルギー源となり得ます。一方、風力発電や太陽光発電はその瞬間の天候によって、出力は0%~1005%の幅で変動しますので、何らかの安定化対策が不可欠です。これまでの考え方では、再エネを系統に接続する事により、いわば電力網自体をバッファーとして使うと言うものでした。一方で、発電設備や需要家にバッテリーが備えてあれば、発電端と使用端での負荷のミスマッチが比較的簡単に埋められる筈です。その意味で、バッテリーは再エネ発電においては、不可欠の技術だと言えるでしょう。

さてそのバッテリーに関しての技術の進捗です。これまでのところ、バッテリーは車産業に牽引されてきたと言えるでしょう。もちろん、小型のバッテリーはノートパソコンや携帯端末の小型化により引っ張られてきましたが・・・。中身に関しても、鉛、ニッカド、水素イオン、リチウムイオンと変遷してきましたが、現状は充電密度の優位性からリチウムイオン電池が主流となっている様です。しかし、リチウムイオン電池は決して完成された技術ではありません。その証拠にはB787のバッテリー発火事故の原因究明さえもまだ道半ばなのですから。この電池は、衝撃などで生ずる微細な封止漏れにより、簡単に熱暴走するという致命的なリスクを抱えているのです。

しかし今回の展示会でも、相変わらずリチウムイオン電池やそれを組み込んだバッテリーパックが主流でした。しかしその中で目を引いたのは「改良型鉛電池」でした。鉛電池の充放電サイクル(寿命)は400-500回程度といわれてきました。しかし、今回の展示会ではその10倍のサイクルを持つ「新しい鉛電池」の出展があったのです。資源量やリサイクルシステムが確立されている事もあり、b釣り的な衝撃に晒される事もない固定式のバッテリーシステムでは、改めて鉛電池も選択肢に入れても良いでしょう。

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