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2014年3月 3日 (月)

2324 再エネ展示会(エコ住宅)

この国では民生用エネルギーが概ね3割を占めています。残りは輸送用(1/4)と産業用(1/2弱)です。民生用としては、住宅、事務所、店舗などが含まれますが、それぞれが家屋やビルの省エネ性能が、エネルギー消費を決定的に左右するのです。つまりは、夏冬の冷暖房負荷は建物性能(直接的にはQ値)に大きく左右されるからです。その意味で言えば、単に屋根にPVを上げて、オール電化にしたエネルギーを賄うと言った安易なアプローチには賛同できません。

そうではなくて、たとえ温暖な地域においても、建物の気密・断熱性能は経済的に許されるMAXを目指すべきなのです。理想的には、いわゆるパッシブ型省エネ住宅により、冷暖房に係るエネルギーを限りなくゼロに近づけるべきなのです。かつてドイツのレンガ積みビルのリフォーム現場で、レンガの外壁に見かけで300㎜前後の断熱材を貼りつけていた光景を思い出します。北ドイツは確かに冷涼な地域ではありますが、この国の様に夏の暑さが結構厳しく、冬も広い地域に積雪がある様な幅広い温度差のある地域こそ、分厚い断熱材が年間を通じてその性能を享受できる環境だとも言えるのです。

その意味で、この国の住宅の省エネ性能は、まだまだ改良の余地は大きいと言えるでしょう、取り分け今回の展示会でも出展が多かった、非常に多様な壁面内部や床下に使われる断熱材や意匠的にも優れた外壁断熱材、さらには日照に温度上昇を抑える遮熱塗料などの技術を更に磨くべきでしょう。更に付け加えるなら、単に断熱性能ばかりではない、体力壁など強度メンバーと断熱を兼ねた建築部材や構造などももっと追究されて然るべきでしょう。住宅やビルなどは、雨露をしのげればそれでOKだと言った「間に合わせ」の時代は卒業し、省エネ性能が高く、しかも建物自体の寿命も長く、リフォームを繰り返せば数代(例えば百年程度)に亘って使い続けられる様な性能を目指すべきだと思っています。

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