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2014年3月 4日 (火)

2325 再エネ展示会(スマ・グリ)

政府(=お役人)や強電・弱電メーカーは、スマートグリッドさえ普及すれば、さながらエネルギー問題は殆ど解決できると取れる様な宣伝をしています。確かに、負荷を平準化する事により、ピーク電力(=発電所能力)は低くは抑えられるでしょう。しかしだからといって、消費する電力量自体が低くなるわけではないのです。政府が使っているややこしい言葉である「ベースロード電源」となり得る原発は減らせるのでしょうが、国産のエネルギーである再エネを格段に増やさない限り、やはり火力発電所へ投入する化石エネルギーの量は減らせないのです。

ですから、スマートグリッドが全てを解決する様な風潮は改められるべきだと思っています。そうではなくて、スマートグリッドも多様な展開を指向すべきなのです。各需要家がそれぞれBEMSHEMSなど自前で負荷を平準化すれば、自動的にグリッド全体の負荷も平準化される勘定ですが、そこに至る道のりは非常に遠いでしょう。何故なら、需要家にそのための投資を強いる事になり、何らかのインセンティブ(例えば電力単価の割り引きなど)が無い限り普及は進まないでしょう。

とは言いながら、ピークが立つ理由は結構明確です。それは夏と冬の冷暖房によるピークです。発電所について言えば、この国の電力ピークは8月の高校野球の前後に発生している事は良く知られている事実です。この時期は冷房をガンガン効かせながら、テレビにかじりつく季節なのです。従って、この国電力会社は、この時期のピーク負荷に5-6%の余裕を持った発電能力となる様に設備されている訳です。したがって、太陽光発電を増やせば、発電側でピークを均せますが、そうでない限りは需要家側でのエネルギーマネジメントは、その仕掛けがあっても実質的な負荷は変わらないでしょう。結局、スマートグリッドなどにお金を掛けても、その効果に過大な期待は出来ないとの結論になります。一番効果的な負荷の平準化策は、その家や建物の冷暖房機が丁度動かせる能力の太陽光発電パネルを設置するか、あるいは太陽熱で作動するエアコンを実用化するしか有効な対策は無さそうなのです。

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