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2014年3月 8日 (土)

2329 電子マネーとBットコイン

Bットコインと呼ばれる電子マネーの一種が地球規模で蔓延している様です。一般的な電子マネーは現金と11で兌換ですが、一方でこのBットコインの価値は「時価」で変動するものの様です。その意味では株券や債券にも似ている様な気もします。それらと決定的に異なるのは、日常的な買い物などの小額の清算に使えると言う点でしょうか。それにしても「コイン」という通称は皮肉でもあります。つまり、コインと言う硬くて、通貨としての実態が明確なものと、電子マネーというネット上の数字が、一体どの様にして結びつき、誰がその価値を保証できるのかを考えれば、何時かは破綻するだろう事は、少し考えれば誰にも理解できる話です。

つまり、同じ名目価値の1単位のコインは、それを欲しがる人が増えれば、時価は上がる訳ですから、先にコインを持っていた人はBット貯金の時価は上がり、預けた時より多い額の買い物が出来るでしょう。しかし、システムから抜ける人が増えれば時価も下がるので、株で言えば含み損を出したのと同じ結果に陥ります。最悪のケースでは、株価や債券の時価が暴落し、ただの「紙」になるのと同じ状況、つまり残高がありながら何も買えない事態も覚悟しなければならないのです。また、ウソかホントか分かりませんが、ネット上の「金庫」から「金庫破り」によって盗まれると言う、「見えない盗難」が現実のものとなってしまいました。疑り深い人は、運営主体が関わった事を勘ぐるかも知れません。

その意味で、Bットコインはこれまでの金融機関が運営し、間接的に政府が保証する電子マネーとは本質的に異なると言うしかありません。このコインは、日系人の論文が起点だとか、アジアの国にある運営企業の経営者が自死したとか、それなりに国際的なリスクに火が着きかけて来たようです。コインと呼びながら、実際何処に価値を担保する「実体」があったのでしょうか。また一体何処の誰がその「最低価値」を保証していたのでしょうか。この構図を眺めていると、何やらかつて流行った「ネズミ講」に似ている様な気もしてきました。つまり、会員が右肩上がりに増えている時は見かけ上誰も損はしないのですが、一度その仕組みの一角が崩れてくると、一気に崩壊するというあの「雪崩現象」をまた再現するのでしょうか、このネット上のコインも・・・。または、決済銀行となっている金融機関が踏みとどまって、最終的な破綻を回避しようとするのでしょうか。いずれにしても、このシステムを通過させれば、あらゆるアングラマネーも「清浄化」され得るという、危ういシステムである事は変わらないでしょう。

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コメント

Nice…thanks for this.

投稿: Nouveau maillot equipe de france 2014 | 2014年3月19日 (水) 02時27分

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