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2014年3月 9日 (日)

2330 田舎暮らし

一昨年、生れ育った故郷にUターンしました。実のところそれまでは、岐阜に買った家があり、そこが終の棲家かな、とも思っていたのです。しかし、ある行政主催の新産業としての航空機産業に関する研修会の講師として、数回秋田に来て、今の地元産業界の様子を覗きみて、その地盤沈下を見聞きするにつけ、ため息を禁じ得ませんでした。何しろ企業数の減少や人口の減り方が尋常ではありません。平成の大合併で、一時は10万人を超えたと聞いていた町の人口も、今や8.5万人にまで減少していたのです。つまりは亡くなる人の多さに比べ、生まれてくる赤ん坊の数が圧倒的に少ないのです。老舗の結婚式場が、葬儀場に模様替えをした、などと言う悪いニュースも時折マスコミのネタになったりしました。結婚式場では式場もホテルも潰れてしまうからです。

しかし、そのまま見過ごす訳にはいきませんでした。放置すれば少子高齢化は加速し、限界集落ならぬ限界市?になるかも知れないからです。しかし、実際に戻ってきて感ずる事は、何も無い町かも知れないが、実はあらゆるものがあると言う点です。何もないと言うのは、柱になる産業や十分な雇用の場が無いという意味で。あらゆるものがあるという意味は、かつては現在よりかなり多くの人口を支えていた、田畑や森林や漁港など、つまりは食糧やエネルギーのほぼ100%生み出す1次産業や、昔は薪・炭だけで風呂や冬の暖房の100%賄っていた、再生可能型エネルギーの賦存量などです。

いまや、市内のあちらこちらに、同じくく少し郊外や中山間地にも、空き家が結構多くなり、信じられない様な安い価格で入手できます。今考えているのは、町の中心から少し外れた里山の近くに、裏山付の土地を見つけ、その裏山を自分で少しずつ整理しながら、バイオマスストーブやボイラで給湯・暖房を賄い、夏は太陽熱で冷房をする「デシカント冷房」を実用化し、庭に少しの畑を作って野菜類を自給し、季節には里山からのプレゼント(=山菜)を楽しみ、暇を見つけては東北中(北海道も含めて)の山々を歩き回り、時々町の漕艇場に出かけてカヌーに乗り、あるいは川や海で釣りをする、といった夢の様な生活なのです。田舎では、しかしそれは決して夢ではありません。何故なら、それは体を動かすことは要求はしますが、お金はそんなには掛からないし、不便を克服しながらの田舎暮らしこそ、実は暮らしの醍醐味でもあるからです。お金は、企業支援や環境経営システムの審査などでボチボチ稼げば、これまで通り何とかオマンマは食べていけるでしょうし・・・。というわけで、春になったら終の棲家を探し始める予定です。たぶん続きます。

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