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2014年3月11日 (火)

2333 世代間伝承

3.11で湧き上がるのは、人の運命は分からないものだという感慨です。そして、運命とは別に座していても自動的にあの世への一里塚が残り少なくなると、次世代への伝承という事が気になってきました。このブログで書いている事の多く(殆ど)は、実は我々戦後の高度成長期、あるいはもう少し広く昭和時代の「失敗談」だと言うしかないでしょう。もちろんいくつかの、20世紀の知恵や工夫や次世代へのも書いては来ましたが、しかし投稿者の稚拙な筆力(キーボード力)では、想いの何%も伝わっていない様ないような気もしています。ここまで二千日以上も、ほぼ毎日書き続けてもです。それだけ文字で伝える事が出来るものは少ないのです。

世代間の伝承で最も効果的な方法はと言えば、これまで何千年、というより人類が誕生して以来というべきですが、親子や子弟関係の中での伝承でしょうか。しかし、現代社会の仕組みの中では、ファミリービジネスはメッキリ少なくなり、若者は楽な(実は決して楽でなんかはありませんが)勤め人を指向し、結局は親元を離れる結果、親子の伝承は非常に難しくなっています。伝えるべき親としても、サラリーマンとしてキャリアを積んできた場合、非常に狭い範囲の事しか伝える事が出来ないでしょう。企業でも同様です。子弟制度が残っているのは、多分かなりの技量が必要な業種、左官業や大工や伝統工芸や料理人などに限られるでしょう。普通の製造業では、ますます自動化が進み、もはや工員も技能者ではなく機械のオペレータになってしまっている感があります。

投稿者も、40代後半からそれを意識し始めましたが、残念ながら自分の息子への伝承は完全に遅すぎ、加えて早期退職してしまった事もあり、その当時の部下に対しても不十分なままに終わってしまった事は今でも心残りです。退職後、3年半在籍した中小企業では、100%その事を意識して、幸いにもたった一人だけ付けて貰った部下への伝承は出来る限り行ったつもりです。彼は優秀だった事もあり、しっかり受け取ってくれたと感じました。弟子第1号です。さて残りの人生を10年とすれば、弟子第2号は育てられるのでしょうか。かなり焦りを感じてきた今日この頃ではあります。

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