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2014年3月29日 (土)

2346 市場の形式

市場にはいくつかの形式がありそうです。普通に市場(いちば)と言えば、近郷近在の農家や色々な生活用具を作ることを生業とする人たちが、商品をリヤカーや軽トラに載せて町の一定の場所に集い、露点を開くものです。そこでは、需要と供給の関係が明白で、旬のものは安く、季節商品で需要の大きいものは高値で売り買いされます。取引高はささやかなもので、一日に数万円の売り上げがあれば良い方でしょう。たぶん、農家のお年寄りの小遣い稼ぎと交友の場と言う側面もあった事でしょう。

もっと性格がはっきりしている市場もあります。年に何度か開催される各種のフェアです。ここ田舎の秋田で言えば種苗交換会という名の農業祭がありますし、あるいは家畜の品評会もお祭りの一面を持っていそうです。これは、優れた品種や商品価値の高い家畜を眺め、場合によってはその種子や子供を売り買いする訳です。あるいは単に水産物などを広く知らしめようとするフェアも各地で多く開催されます。サンマ、サケ、タラ、カキ、ホタテなどなどです。その様な市を年間を通じて開いているのが、田舎の道の駅の特産品売り場になるでしょうか。

更に市場の形式を挙げるなら、それは日々開場される商品を限った市場です。築地にある海産物市場、あるいは各地の花卉市場や、野菜や果物を扱う青果市場があります。ここでは、素人をシャットアウトし専門の卸業者が闊歩して売り買いするのです。

もう一つ挙げるとすればそれは、数字を売り買いする市場です。その数字は、ある意味ではお金に換算できる筈ですが、その価値はあまりにも激しく乱高下するため「瞬間的価値」と呼ぶしかありません。そこには1デジット(数字なのでこう呼ぶしかありません)でも安く買って、1デジットでも高く売り抜こうと虎視眈々とディスプレー画面を見つめるディーラーが蠢く社会があります。ディーラーとは元々賭博でカードなどを配る人を指したのでしょうから、まさに合法的な賭博市場だと言っても良いでしょう。売り買いするモノが、為替であれ、株であれ穀物の先物であれ、やる事は皆同じです。

この様な社会を眺めて見て、改めてヒトを定義するなら「売り買いが大好きな生き物(Homo-trade?)」とも言えるかもしれません。これは単なる言葉の定義遊びです。

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