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2014年4月 4日 (金)

2352 太平洋という池

チリで大地震が発生すれば、「太平洋と言う池」の対岸であるこの国まで津波が押し寄せます。普通に目にしている展開され地図で見ると、太平洋は縦長の海に見えます。しかし、立体的な地球儀で見ると、太平洋は確かに広い海なのですが、丸い形をしており、この国から見た対岸は実は南米の西海岸(チリ付近)になっているのです。まさに太平洋は地球で最大の池なのです。池の差渡しは、およそ地球の半周分ですが、津波のスピードはジェット機より早いので1日も掛からずに池を横断してしてしまいます。

さて南米大陸の下にめり込んでいるナスカプレートは、サイズ的には比較的小さなプレートなのですが、しかしその活動は活発で、この地域に度々大きな地震を引き起こし、そのトバッチリとしてアジアのこの国に不要な(津波という)土産を届けてきたのでした。このプレートはサンアンドレアス断層の様な横ずれ運動とは異なり、大陸に対して直角に沈み込んでいるため、地震が起きた時の反動は、今回の東日本における震災と同様、大きな津波を引き起こすと言う特徴があるのです。しかもその反動を起こす大陸のエッジは、真っ直ぐアジアにあるこの国の周辺海域を向いているのです。そのために、意外ですが津波の第一波は、先ず北海道東端に到着します。そこが、この池の最短距離だからです。

もっと都合が悪いのは、丸い池の一か所で生じた波紋(津波)は、池の縁で反射しながら、対岸の一か所に集中することです。その「焦点」となる地点が、この国で言えばまさに三陸地方となっているのです。その意味で言えば、南米からの津波の事前情報は、ハワイの観測所からの報告がベストなのではなく、最も早く正確に津波の強さ・速さを知るためには、この池の真ん中にあるポリネシアの島々で観測するのが最善であると言えます。ささやかな額の投資で済むでしょうから、これらの島々には是非しっかりした津波観測施設を建設すべきでしょう。

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