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2014年4月 5日 (土)

2353 H館市の英断

H館市が、O間原発の建設差し止めを求めて提訴したのだとか。既設原発の再稼働云々といった議論には耳を貸す国民もそれなりに多いのでしょうが、より危険なプルトニウムを含むMOX燃料を使う原発の建設続行など問題外の外でしょう。D源開発行政は、稼働直前の原発を今更塩漬けにする事など考えられないとの立場でしょうし、地元自治体も交付金を当てにして先払いでお金も使ってしまっている様なので、今回の提訴は苦々しく思っている事でしょう。

MOX燃料は、これまで原発内に蓄積してしまった多量のプルトニウムの使い道として、当てにされては居たのでしょうが、しかし頭を冷やして考えれば、O間で使えるプルトニウムの量などたかが知れているのです。たとえここが稼働したとしても、相変わらずやり場のない使用済み核燃料問題は、解決の「か」の字も見えないのです。何より恐ろしいのは、プルトニウムはそれ自体が非常に有害な放射線を出す一方、物質それ自体も有毒物質でもあります。加えて、その気の遠くなる様な半減期(2万年以上)は、人類の歴史というレンジの中ではとても処理できない筈の物質なのです。

つまり、今生きている何人といえども、未来永劫に亘る原発の安全性など保障できない話なのです。安全に絶対が無い事は、毎年かなりの数の旅客機が事故か(操作ミス)かあるいはテロなどによって墜落している事を考えれば、子供でも理解できるでしょう。なによる絶対安全に作られた筈のFクシマも、複数あったの非常用発電機が十分に機能せず、同時に低い場所に設置されていたモーターが海水を被っただけで、炉の冷却が行えずあの様な悲惨な事故を起こしてしまったではありませんか。やはり、放射性物質は未だ人類が十分には制御できない危険な物質だと言うしかありません。それはH館市に限らず、私たち自身が直感的に持っている原発に対する不安感の原因になっていると思うのです。続きます。

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