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2014年6月 1日 (日)

2402 黄砂と熱波

黄砂と熱波が同時に襲来しています。北京などでの異常な高温と国内の5月の猛暑日を横目に眺めれば、黄砂現象に何か関連があるのではと疑いたくなります。黄砂は、樹木や草が殆ど無くなった中国西北部の砂漠や黄土高原を発生源とした大規模な砂嵐が発生源ですが、その規模は年々大きくなる傾向にある様です。その大元の原因の一つには、間違いなく家畜の過放牧があるでしょう。過放牧によって、家畜が草の根まで食いつくし、完全砂漠化を加速していると思われます。砂を抑える灌木や草が消えると、砂嵐塵が起き易くなるからです。

それに加えて、大規模化・激甚化傾向の原因としては、気候自体の変動が考えらえます。つまり、偏西風の蛇行や風速の変化が、中央アジアの砂漠や黄土高原での大規模な砂塵の激甚化を加速している可能性が考えられるのです。春先に日射が強くなり始め、そこに向かってルートの緯度が高くなり始めた偏西風が、中央アジアの高山地帯で巻き起こす渦(カルマン渦)が吹き込むと、強力な上昇気流が生じ、多量の砂を巻き上げます。それが偏西風に乗って中国国内や海を越えて日本まで届くのです。その規模が大きくなっている事は、日射強度が上がっているか偏西風が強まっているのか、またはその両方が起こっているかも知れません。

舞い上がった黄砂が下降する地域においては当然の事ながら下降気流が生じ、高気圧の帯(つまりは黄砂と熱波の渡り廊下)が生ずる事にもなります。結果としては、その帯の中では、乾燥し日射強度が高い日々が連続する事につながり、異常な高温をもたらすのでしょう。不運な事に、地図で見ると中央アジアの砂漠地帯や黄土高原の緯度はほぼ同じなのです。その地域の気温を世界気象のサイトで見ると、今の季節は真っ赤(高温)になっている事が分かります。この地域を偏西風が通過し続けるこれからの季節、この地域からの高温と、欲しくないプレセントである黄砂や{砂漠地帯での核実験の結果である}放射能を帯びたPMも送り込まれ続けるのでしょう。

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