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2014年6月 3日 (火)

2404 産業ではない「生業」

ここでの話題は農業の話です。学校の社会科で習った分類では、どうやら社会で営まれている仕事は大きく3つに分けられ、それぞれ1次、2次、3次産業と呼ばれるのだそうです。農林水産業や鉱業等原料を作ったり、採掘する仕事を取り敢えずは、他の産業の始まり(Primary)なので1次産業と呼ぶことにした様です。それを加工したり、他の製品に姿を変える産業を2次産業、それを売ったり買ったり、サービスを売り物にする産業は3次産業と呼ばれる事になりました。

TPPなどと呼ばれる貿易交渉では、なんと不条理な事にこの3つを同じ俎板の上に並べて、切り刻んで取引をしているのです。食べ物と工業製品のどちらが不可欠で大切か、と問われれば、飽食のこの国の現代社会では、より多くの雇用を生む工業製品だ、い言ってはばからない輩がかなりの割合で居る様なのです。お役所で言えばK産省などの方向に多く住んでいる様ですが・・・。しかし、考えてみなければならないのは、これも何度か書いたような気がしますが、金属屋プラスチックでできた工業製品ではお腹は満たせないのです。寒さで凍えても、それを燃やしてもクサガスが出るだけか、あるいはそもそも燃やせない事も多いのです。

繰り返しますが、人間にとって一番大切行動は「食」得ること以外にありません。農林水産業は、その食材を得るための最重要の仕事なのです。日本語では、日々暮らしていくためにする仕事は産業とは呼ばず、生業(なりわい)と呼んで、その他の仕事と区別しています。農林水産業はまた自然の恵みである土地や水や海と不可分である事も重要な点です。よその国の農地で作った農産物は、確かにお金を出せば売ってはくれますが、自国が不作や飢饉になった場合には、山ほどお金を積んでも分けては貰えないでしょう。国内に耕作放棄地を増やしながら、工業製品の人質として農作物を差し出すなど、もはや何をかいわんやでしょう。政治を職業とする人々は、もはや票田としてはマイノリティとなってしまった1次産業を切り捨て始めた、と見るしかないのでしょう。

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