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2014年6月14日 (土)

2413 Bイオノミクス

Aベノミクスとは、結局緩やかなバブルを起こし、ややインフレを継続して、(お金の)経済規模を拡大させ、結果として税収を増やして膨大な借金が自然に減る様にする、という目論見です。しかし、それに伴って実需(本当に必要とされる需要)も比例的に増加する訳でありません。そこが、「緩やかなバブル」である所以です。つまりは経済規模だけの拡大で、モノが後ろに置かれる経済に再来(再々来?)なのです。バブルは、石油関連バブルや土地バブルやITバブルやC国バブルやら、繰り返し繰り返し仕掛けられてきました。しかし、それらはことごとく弾けて、まさに水泡に帰したのでした。何故、そうなるのかは素人が考えても自明です。実体の無い膨張は、やがては萎む宿命にあることは自然の帰結だからです。

経済バブルは、全て「通貨」が絡んで引き起こされます。つまりは、お金の価値がゴムで出来た風船の様に伸び縮みする事によって引き起こされるのです。モノの「絶対的価値」があると仮定して、バブルになるとお金で換算した「見かけの価値」が上がるでしょう。その上げ潮にうまく乗った人は、バブルの規模に応じてボロい儲けを手に出来るでしょう。しかし、それに乗り遅れた、あるいは全く乗る事が出来ない人々は、結局貧乏くじを引かされ、高いモノを掴まされて損をする結果に終わるでしょう。やがて乗り遅れた人々にもサラリーの増加というおこぼれがジンワリ降ってきた頃には、バブルは既に萎みかけていて、あっと言う間にデフレ傾向に戻る訳です。風船のゴムが元の大きさに萎むのか、あるいは水の上に生じた泡が消えて、元の水面に戻るのか、何に喩えるかは別にして、経済はあるべきレベルに戻らざるを得ないのです。

Bイオノミクスの説明が遅れましたが、これはバイオマス(農林水産業から得られる実体のある資源)に基盤を置いた経済を指します。表題を全てカタカナにすると、何やら紛らわしい固有名詞がヒットするので、ここでは頭文字をBとしました。バイオマスは実態があるモノであるため、絶対的な基準となり得ます。つまり、ヒトが生きていくのに必要な農産物の量は、どの時代でもそれほど変わりがある訳ではありませんし、暖房や給湯に熱利用する場合でも、1台のストーブが一冬に焚く平均的な燃料(例えば薪やペレットなど)の量は殆ど変らないからです。実際、「木の駅システム」という仕組みが全国に増殖しつつありますが、そこでは軽トラックに積める長さ、重さの木材そのものが通貨となっている仕組みで、その木材は木の駅で地域通貨という紙通貨に交換されて、その村や地域の商店などでしかモノが買えない仕組みなのです。山持ちのお爺ちゃんは、孫にオモチャを買うため、あるいは自分の晩酌の酒や魚を買うために、先ずは午前中に自分の山に入ってそれに必要なだけの木を伐るという訳です。続きます。

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