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2014年7月 3日 (木)

2432 ハゲタカ

何時の時代になっても詐欺の種は尽きません。というのも詐欺師は年々賢くなっているようですし、それをチェックする機能は歳々弱くなってきているからです。それに加え、最近は震災復興マネーや雇用創出マネーがダバダバに予算計上され、しかもその使途のチェック機能は全くと言って良い程弱体に陥っているのです。例えば、震災復興に絡んだNPOを作り、多額の助成金を吸い込んだ例や、新規雇用の受け皿として、100人規模のコールセンターを何か所も作り、トレーニングや雇用の助成金だけを受け取って、スルリと手を引く手口などが目につきます。もっとも後者はまだ事件として立件はされてはいませんが、人口減少が続くこの国で、どの様なビジネスが新たに数百人の電話オペレータを必要としているのか、頭を冷やして考えれば誰にでも見抜けるはずです。

震災の被害や牽引企業の縮小経営の結果、たとえ地元の製造業も連鎖的に落ち込んで、その対策が急がれたにしても、いきなりコールセンターを誘致すると言う提案に飛びつくなど、あまりのも安易過ぎると言われてもしかありません。企業は、モノ作るってそれを売ってナンボのビジネスや痒いところに手が届くサービスの提供で生き残っていますが、一体オペレータが一月に電話で何件の注文を取れば、彼らの給料が出るのか、単純な計算でもそれがかなり厳しい事は分かるはずなのです。

震災復興マネーや原発事故対策マネーにも同様に、ハゲタカの様に群がる人々が存在することでしょう。政治家やお役人は、先ずは予算書を作る事に熱中しますが、一方でその使い道に関しては、手薄の会計検査院や、国会でも何年か分をまとめて開催する「決算委員会」だけの緩いチェック機能しか持ち合わせていません。それが開かれた時には、すでに予算は執行されていますから、殆どが後の祭りに終わるだけです。間違った使われ方をした税金を、完全な形で弁償させた例をあまり知りません。ニュースにならない小額のプロジェクトではもしかすると存在したのかもしれませんが・・・。従って、今後とも税金(=半分は国の借金です)に群がるハゲタカの種は尽きないのでしょう。

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