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2014年7月29日 (火)

2454 ベストミックス

ここの所の話題でベストミックスと言えば、やはり「エネルギーの・・・」でしょうか。火力、原発、水力を含む再エネのそれぞれの発電の最適割合の事です。しかしながら、最適割合を云々する前に議論する事があります。それは、最適というか究極の省エネ対策を実施した場合の、エネルギー使用量の底値を決める作業です。それも、単に電力だけの議論ではなく、熱や輸送を含めた総合的なエネルギーの使用量の「必要最低限」を見定める必要があります。というのも、電力エネルギー(発電事業)は独立している訳ではなく、水力を除けば、熱エネルギーから作り出しているからです。例えば、電気エネルギーを熱として利用しているのであれば、それは一体として考える必要があるからです。電気を熱として使っている例は、数限りなく存在します。空調もそうですし、工業用の電気炉や食品加工における加熱処理などが挙げられます。電子レンジだって立派な電力の熱利用の例でしょう。

それに加えて、同じ火力発電でも、燃料の選定は大きな問題になり得ます。石炭と石油の併用は、異なった国から入ってきますから、セキュリティ上は有利ですが、石油とLNGは、ほぼ同じエリアからの輸入なので、地域紛争などの危機発生時は同時に影響を受ける事になります。一方原発はといえば、今後の新期建設はほぼ放棄しなければなりませんから、今後の再起動の如何に関わらずここ20年で自動的に縮小・廃止される事になるでしょう。従って、30年先のベストミックからは除外せざるを得ません。

投稿者なりの見方を示すならば、30年後には、現在のおよそ半分のエネルギー消費レベルに落とした上で、水力で20%程度(現在のままでも省エネにより自動的に割合が上昇)、その他の再エネで20%、残りの60%を石炭、石油、LNGで等分する様なイメージになりそうです。もちろん、再エネは上方に拡大すべきでしょうし、代わって火力は半分以下に抑え込むのが理想です。その中には、原発は最早存在しません。代わって多用すべきは、自然の「核融合」である太陽熱だと確信しています。黒い箱を用意すれば100℃弱くらいの温風や温水が容易に得られるでしょうし、しっかり集光すれば数百℃の熱源を得る事も比較的容易だからです。例えば、太陽熱でバイナリー発電などを行って、廃熱で温水を作れば、二重に化石由来のエネルギ―の削減が進むでしょう。足りないのはエネルギーではなく「使わない知恵と再エネを利用する知恵」なのです。

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