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2014年11月13日 (木)

2545 熱供給業

新たなビジネスモデルの提案です。これまでのこの分野(熱供給)のビジネスモデルはどうであったかを考えてみると、先ずはエネルギー供給ビジネスがありきでした。その中には、電力会社、石油会社と石油小売業者があり、さらにはガス供給業者とガス小売り御者が居て、小売りは別にすれば地域毎の守備範囲を守りながら、ほぼ寡占に近い状態で事業を展開してきた訳です。それに加え、それらのエネルギーを熱にする装置、つまりは電気温水器、石油やガス温水器、さらにはそれらの燃料を使った暖房器具メーカーと小売・設備業者が居て、各需要家や各家庭の熱需要を満たしていたのでした。

つまり、例えば給湯、また例えば暖房熱が欲しいだけなのに、先ずはエネルギー供給業者と契約し、さらにそのために必要な燃焼機器などを買い、設備業者に据え付け工事を依頼する必要があるのです。しかし、需要家の欲しいのは熱そのものではなく、熱を使って温水を作っての入浴や、あるいは寒い冬を暖かく過ごすための快適な室内環境だけなのです。

そうであれば、次の様なビジネスモデルも成り立つでしょう。つまり、バイオマスボイラと太陽熱を併用した温水ボイラを設置し、その周辺のビルや住宅にお湯を売るというビジネスです。需要家では、熱交換器で水道水を加熱して給湯に使い、あるいはお湯をラジエータ(放熱器)や床暖房パネルに導いて暖房に使う事になります。お湯は温度を80℃程度に保っていますから、料金はその需要家で使った量を、水道メーターで計測すれば、消費した熱量が算出できますから、水道料金と同様の方法で課金できるでしょう。暖房や給湯に室内で火を使いませんから、高齢者世帯も安心できるでしょう。これが、つまりは熱供給業です。この業者はボイラを保有し、そのための燃料も補給しながら必要な機器のメンテナンスも行う訳です。需要家は熱だけを消費するという仕組みです。このビジネスモデルは、実は北欧や旧ソ連地域ではありふれたもので、地域によっては自治体が「熱供給公社」などの仕組みを作って事業を行ってもいます。バイオマス燃料はその地域の森林で賄う仕組みができれば、石油やガス価格がどう変化しようとも、安定した価格で熱を供給する事ができるはずです。先ずは、地域で燃料が手に入る規模からスタートする事により、大きなリスクを取らずに事業ができるでしょう。

出張と旅行のため、数日休稿です。

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