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2014年11月20日 (木)

2550 鳥と飛行機

飛行機は、鳥が飛ぶのを見て空に憧れた多くの人々によって実用化された筈です。動力飛行機の生みの親とされるライト兄弟の前にも、グライダーのリリエンタールを始め多くの発明家の挑戦と挫折があった筈です。20世紀の世界戦争の武器として航空機の開発や戦後のメタル航空機の高度化の努力が現在の航空機市場を作り上げました。

しかし、大陸間を行き来する多数の航空機が、今や困った問題も運んでいる事にはもっと注目すべきでしょう。その代表が、各種の風土病の拡散でしょう。航空機が庶民の乗り物になる以前は、海を渡って海外と行き来する方法は、船や大陸横断鉄道かその組み合わせくらいしかありませんでした。従って。もし訪問地でその土地の風土病を貰ったとしても、長い移動中の間に発症して感染が発覚したはずなのです。何より、この時代の病気のキャリアは、多くの場合は渡り鳥であった訳で、例えばインフルエンザは鳥と豚などの家畜の間で感染し合い、その間に新型のウイルスに変化すると言う歴史の中で、世界的大流行(パンデミック)を繰り返してきた筈なのです。しかも鳥の渡りは、主に南北に限られるので、例えばアフリカ大陸と欧州間に相互に病気を流行させ合った歴史もあったでしょうし、東南アジアとアジア大陸の北部の間、あるいは南北アメリカ大陸間にもあった筈です。その一方で、東西の拡散、例えばアフリカとアジア間などは限定的だったと想像されます。

しかし、地球の裏側までの移動でさえ、24時間程度で移動が終わってしまう今の時代、感染しても発症までには至らず、2次感染が容易に生じてしまいます。しかも、大陸間を往来する旅行者は増加の一方で、エイズを始め、デング熱、エボラ出血熱などが、あっという間に大陸間を移動してしまう時代になってしまいました。その昔、渡り鳥が主なキャリアであった時代から、今や人とそれを運ぶ航空機がまさに「キャリア」になってしまった訳です。コンピュータ「ウイルス」が多少怖いですが、これからの国際化の活動は可能な限りネットの中で行うのが賢い選択かも知れません。FBや動画サイトだけでも十分なレベルで国際化は可能でしょう。

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